武満 徹のノヴェンバー・ステップスの分析 その3
序奏の第3部は管楽器で始まる。敢えて連符によって立てのリズムを合わそうとせず、ずれるように書くことで、即興的な自由さを管楽器のセクションに与えている。
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そしてこの後にロングトーンの動機が金管楽器によって演奏されて下降の分散和音で区切られるのである。
そして合いの手というか、減衰音を中心としたコーダが付け加えられてこの部分を終えるのであるが、この金管の和音が実に象徴的で興味深い。
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この響きは後に更に整理されて出て来るのだけれど、それはまたいつか…。
この後、第4部のコーダで減衰音を中心にソロを導入する。
以上で序奏についての説明を終えて、次は協奏曲の主部に入る予定。(息切れしないか心配だ…)
by Schweizer_Musik | 2008-11-07 13:49 | 授業のための覚え書き
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