来年5月のコンサート…告知(のつもりです)
昨日は飲んで帰ったので、今日は休み!と思っていたのだけれど、来年5月のコンサートの準備で忙殺されることとなった。
曲順を考えたり、チラシやチケットの原稿を書いたり、後援の依頼やプレイガイドへのお願いなどで午前中は終わった。結構よく働いたものだ。

コンサートのタイトルは

津田理子 〜 Musik Treffen in YOKOHAMA 〜 Vol.2

今回は、管打楽器コンクール入賞のクラリネット奏者芹澤美帆とのデュオ、そして津田理子が得意とするショパン・プログラム。そして新作を二曲初演するという盛りだくさんのコンサート。

2009年5月24日(日) 13:30 開場 14:00開演
横浜、テラノホール
来年5月のコンサート…告知(のつもりです)_c0042908_13251264.jpg

前売り3,000円/当日3,500円(税込み)
主催 : 津田理子 〜 Musik Treffen in YOKOHAMA実行委員会

来年5月のコンサート…告知(のつもりです)_c0042908_13255342.jpg

第1部
バルトーク : ルーマニア民俗舞曲(cl+pf版)
ストラヴィンスキー : 3つの小品 (cl-solo)
徳備康純 : ソナチネ (piano-solo/日本初演)
吉松 隆 : 鳥の形をした4つの小品 (cl+pf)
徳備康純 : 風のダイアローグ (piano-solo/委嘱作)

第2部
ショパン : 即興曲 第1番 変イ長調 Op.29
     バラード 第3番 変イ長調 Op.47
     エチュードより「別れの曲」「三度」
     マズルカ イ短調 Op.17-4
     スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39

まだ最終決定ではないが、大体この線に沿って決まると思われるので、公表することにした。
本当は私のクラリネット作品を考えていたのだけれど、私の曲が多すぎるので遠慮した。

スイスのチューリッヒ近郊のリトベルクの丘陵の麓に住むピアニスト津田理子さんは、2001年から夏の終わりにチューリッヒ・トーンハレでMichiko Tsuda Musik Treffenというコンサートを行っておられる。
二夜にわたるコンサートで、一日目は室内楽で二日目はソロ・リサイタルである。彼女ほどのキャリアの方が、新しい作品に挑戦し、それをコンサートで弾くという普通ではあまり考えられない意欲的なプログラムで、私も毎年そのプログラムを見るたびに驚いている。
準備は大変なものだろうが、その成果は目覚ましいもので、昨年はスタンディング・オーベーションで聴衆が讃える素晴らしいコンサートだったという。
今年は私も聞いてきたけれど、満員の伝統あるチューリッヒのトーンハレで、彼女の美しいピアノの音が響きわたるのは、素晴らしい体験であった。
ブラームスのピアノ五重奏曲ではトーンハレ管弦楽団の若い演奏家たちの弦楽四重奏とのジョイントだったが、これが絶品で、若い音楽家を応援する姿勢はとても嬉しいことだったが、そのあまりに素晴らしい演奏に、私は圧倒されてしまった。
二日目は、私のソナチネも演奏され、私も登壇し、チューリッヒの聴衆のみなさんに答礼するという光栄によくした。有り難いことで、その曲が来年の5月、横浜で再び演奏していただけるとのことで、ぜひ多くの人に聞いていただければと思う。
また、このコンサートのために新作を一曲書いた。パッサカリア形式のピアノ作品で、津田さんのピアノを想定して書き上げたものである。
クラリネットの芹澤美帆さんは、昨年の管打楽器コンクールで入賞した逸材で、彼女のソロ演奏も聞くことができる。

多くのご来場を心からお願いいたします。


追記
私は明日からしばらく実家に帰ります。ちょっとこもって作曲しなくてはならないので…。今日の午後は年賀状を書かないと…。年末はやっぱり忙しい!!
by Schweizer_Musik | 2008-12-25 13:22 | 音楽時事
<< 昨日は… マルク・アルブレヒト指揮で聞く... >>