オーベルニュの歌を勉強した
今日は、先日(と言ってももう二ヶ月近くなるが…笑)注文しておいたカントルーブのオーベルニュの歌のスコア(Vol2だけだが…)が届いた。
午後はそのスコアを読んで過ごす。ラヴェルのような精密な発明はないが、小さな編成(picc1/fl1/ob2/cl2/fg2/hr2/trp1/perc1/pf1/弦5部)というありきたりの編成から見事な響きを得ていることにまずは敬意を払う必要がある。
本当にスコアにある音は少ない。なのにこんなに豊かな響きを紡ぎ出す作曲者の力量は並大抵ではない。
そして、ハーモナイズの面白さというか、洒落た響きをよくみつけるものだと感心もした。
第3集だけで今日は終わってしまったけれど、第4集も入っているので、明日の午後は第4集も勉強しようかと思う。
スコアとにらめっこが終わり、夕方になって聞いたのはアップショーとケント・ナガノの録音だ。なんて上手いのだろう。歌は当然だが、オケが小さな編成でとても良い響きで歌を支えている。個々の奏者の技術とアンサンブル能力の抜群の高さが証明された演奏だ。
かつてキリ・テ・カナワ、フレデリカ・フォン・シュターデ、ネタニア・ダヴラツの演奏と聞きくらべをして、これを私の箱船に入れることにしたのだが、その判断は今も正しかったと思っている。
オーベルニュの方言゛かどうのと私に教えてくれた親切な方がいたけれど、残念ながら私はフランス語はさっぱりで、さらにその方言がどうのと言われても、何のことかわからない。だから誰が歌っても私には良いのだ。言葉のニュアンスというよりも聞きなじんだネタニア・ダヴラツのイントネーションが時々遠く聞こえてきそうな気がしないでもないけれど、これを語る資格は私にはない。
朝から一日仕事に没頭。ハード・ディスクがそろそろ一杯になってきたので、何か良いものはないかと調べてみたら、1テラバイト!の外付けハードディスクがなんと14000円足らずで出ていた。どんどん安くなっているようで、つい衝動買いしてしまった。10日頃に届く予定だそうだ。
最近、店に行って買うということをあまりしなくなったなぁと、ちょっと思う。
by Schweizer_Musik | 2009-01-06 19:12 | 日々の出来事
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