ベームのバイロイトでのリング全曲を聞く
作曲者 : WAGNER, Richard 1813-1883 独
曲名  : ニーベルングの指輪
演奏者 : カール・ベーム指揮 バイロイト祝祭歌劇場管弦楽団, 他
CD番号 : DECCA/478 0279

指輪を当然ながらまだ全曲には至っていないけれど、とりあえずワルキューレを聞き、ラインの黄金に戻ったところ。順番はいい加減なものだけれど、とりあえず聞き通すことができた。

私が始めてレコード芸術なる雑誌を購入したのは1月号で、レコード・アカデミー賞でこのレコードがデカデカと出ていたのを憶えている。
何枚組だったかわからないけれど、とても高額で、中学生の手の出る金額ではなかった。中古でも全曲なら二万以上はしたと思う。
購入する勇気はなかった…。
これを聞いたのは就職して、ヤマハの社員となってからだった。はじめての冬のボーナスで買ったのだと思うが、詳細は憶えていない。
しかし、対訳とにらめっこしてのこの大作は大変な難行苦行で、若い私如きにはとても無理。結局、ラインの黄金の一枚目であえなく討ち死にし、ワルキューレで冒頭を聞いた後、何が何だかわからなくなり、有名な騎行の場面を探して(CD時代の人には理解しがたいだろうけれど、LPで盤のある場面に正確に針を落として音を出すのは至難の業であった…)聞き、ジークフリートは飛ばして(今もって全曲をCDで聞いた記憶はない…ビデオで見たことは何度もあるけれど…)神々の黄昏を聞いていたものであった。
今は昔の話だが、こんなことではと思って、レーザー・ディスクではじめて見たのはレヴァインのものだった。ものすごく感動した。まだ30才になったかどうかの頃のことである。
たしかピエール・ブーレーズのものも買ってみたけれど、こんなに感動はしなかった。どうもあの指揮者と私は相性がよくないらしい。素晴らしい統率を示すけれど、面白いと思ったことがない。
彼のマーラーも何枚か聴いてみたけれど、何が良いのかサッパリ…である。(ファンの方、ごめんなさい…良い悪いでなく、私との相性の問題なので…)
しかし、このワーグナーのベームの録音は良い。たたCDの出来が悪いのか、雑音が入ったりするし、一面に一幕が入らず、面をひっくり返す必要があり、聞きにくい。私のようにiTuneに読み込ませて聞くような者なら良いのだけれど、こまかな配慮が欠けているのではと思うが、価格のことを考えれば、特になにも思わない。ベームの「トリスタンとイゾルデを買うお金で、主要な歌劇が全部、CDで33枚が手にはいるのだから…。タワー・レコードで6000円でおつりがくる金額で購入。ホント良いの?
対訳がなかったりで、はじめての人にはとてもお勧めできないけれど、まぁ良い買い物だった。問題は聞く時間が必要なこと。いつ聞くんだ?
by Schweizer_Musik | 2009-01-18 00:08 | CD試聴記
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