音楽演奏集団「Imagine」のコンサートにでかけた
今日はコンサートにすみだトリフォニーに出かけた。帰ってからもちょっと色々と追いまくられ、疲れて横になったらそのまま寝てしまい、今ちょっと目を覚ましてなにやかやとやっていたところである。
コンサートは音楽演奏集団「Imagine」という団体によるもので、あの「アルルの女」の室内楽版(津留崎直紀氏によるアレンジ)があるということで、招待を頂きでかけた次第。
アマチュアの室内楽というのは初めて聞いたけれど、全員がそうというわけではなく、音楽大学を卒業された方もいるし、音楽監督はちゃんと大学で教えている先生で、プロ。
また、私の出身大学の大阪芸大の出身者や私が今教えている専門学校東京ミュージック&メディアアーツ尚美の卒業生がいたりで、そういう面でもうれしいコンサートだった。(後輩や卒業生ががんばっているところを見聞きするのは嬉しい限りである。)
その音楽監督の方が歌ったプーランクの「仮面舞踏会」は実演でははじめて聞いたけれど、さすがにこの日の最後にもってきただけあって面白さの極致だった。
ソリストの声量がもっとあればと思わないでもなかったけれど、このあまり演奏されない作品(けっして易しい作品ではない)をよくこなしておられ、素晴らしいものだった。CDなどでは何種類か持っていてよく聞いているものだけれど、やっぱり生で聞くそれはとても面白いものだった。
ファゴットがフランス・ファゴット(パソン)だったが、これにはこだわっておわれる方のようであった。アマチュアの方はよくオーケストラで演奏されるのだけれど、こうして室内楽を志すというのは、実際には技量の点で苦しいはずだけれど、これはとてもよくやっておられた。
バイオリンを欠く、小編成での「アルルの女」はかなり難しいアレンジだったけれど(組曲とされていたが、劇音楽からのアレンジで、「カリヨン」は中間部なく、「メロドラマ」という中間部のもととなった部分からアレンジされていたし、フルート・ソロのメヌエットはカットされ、アンコールになっていた…)、こった代物だった。
原曲をオケでやるよりもずっと難しいはずこのアレンジものを、音楽演奏集団「Imagine」のみなさんはとてもよくやっていたと思う。もちろん、ライブ故のミスはあったけれど、真摯に取りくんでいたため、とても気持ちよく聞けた。

明日はミュージカルである。楽しみ楽しみ!!
by Schweizer_Musik | 2009-01-25 01:00 | 日々の出来事
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