バドゥラ=スコダのベートーヴェンの協奏曲全集から
作曲者 : BEETHOVEN, Ludwig van 1770-1827 独
曲名  : ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15 (1794-95)
演奏者 : パウル・バドゥラ=スコダ(pf), ヘルマン・シェルヘン指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
このアルバムは こちら

これは現在、旧ウェストミンスター・レーベルの音源を有しているユニバーサルから正規のライセンスを得てGENINが復刻したものだそうで、1951年から1958年にかけて録音されたものだ。
戦後、飛ぶ鳥を落とす勢いで出てきたバドゥラ=スコダ、デムズ、ブレンデル、グルダなどのピアニストたちもグルダは亡くなり、ブレンデルも引退との情報も流れるなど、皆八十才を越えた。
この若き日のスコダの演奏を聞くと、意外とミスも多いけれど一発録りのライブ感に溢れていてなかなかに聞かせる。
ヘルマン・シェルヘンの勢いのある指揮も良いが、オケはかなり緩めのアンサンブルで、時々ハッとさせられるのは否めない。
ベートーヴェンの協奏曲はもういらないと思っていたけれど、こうしてナクソスで優れた演奏がいつでも聞けるというのはありがたいと思う。
CDを買ったり、色々聞かなくてはならないのに、ああ時間がほしい。今回は第1番だけを聞いておしまい…。
ちょっと不安定な天気で憂鬱な感じだったけれど、この演奏で気分転換できた。お薦めですよ!
by Schweizer_Musik | 2009-01-31 14:43 | ナクソスのHPで聞いた録音
<< ブラウンフェルスのテ・デウム オーケストレーションの課題の作... >>