フィッシャーのザロモン・セットより
作曲者 : HAYDN, Franz Joseph 1732-1809 オーストリア
曲名  : 交響曲 第102番 変ロ長調 Hob.I-102 (1794-95)
演奏者 : アダム・フィッシャー指揮 オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団
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早起きして仕事中…。テンポなどの指定を各変奏に行った。意外とこれが、なかなかに手強い…。
で、早くも休憩…。

先日買ったレナード・バーンスタイン指揮のハイドンを聞いてみたら、この数日聞いているフィッシャーの演奏のクオリティに遠く及ばないことに驚く。102番を聞いてみて、どうも落ち着かず…。で、アダム・フィッシャーの指揮で聞き直して、とてもすっきりした次第。終楽章など、バーンスタインは何故こんなに焦っているのだろうか?テンポが上滑りし、とても聞けたものではない。他の楽章はこれほど酷くはないが、これでは廉価でたたき売られても仕方の無いものだ。
103番の緩徐楽章など、バーンスタインの演奏はあまりに重すぎる…。そんなに深刻になられても困る…。フィッシャーの重すぎず、軽すぎず、よく歌うそれは、名演と称えられるべきものだと私は思う。
これほど聞いていて気持ちが良いハイドンは久しぶりである。
実は第8巻にあたるザロモン・セットだけCDで持っていたのだが、一昨年、大阪においてあるそれを聞こうとしたら一枚を除いて全くちゃんと音をだしてくれないことが判明した。最初買った時はちゃんと聞けたのに…。CDはこうした問題がついてまわるので気をつけた方がよい。
それはともかく、久しぶりにザロモン・セットをナクソスのおかげで聞いているのだが、なんとも良い感じである。この名演がひしめくザロモン・セットにおいても、全く不満を感じさせないクオリティは特筆すべきだ。私の嫌いな古楽器風の変な表現や無理なテンポは全くなく、どの曲もゆとりのある表現で、アンサンブルは極めて優秀でソリストも大変上手い人たちが揃っている。
いや、CDを買い直すかな…などと思い始めた。
by Schweizer_Musik | 2009-06-14 03:58 | ナクソスのHPで聞いた録音
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