知らなきゃ恥ずかしい名曲 + @ (M) -01
M

マニャール(MAGNARD, Albéric 1865-1914 仏)
第一次世界大戦で戦場となった町に住んでいたため、進攻して来たドイツ軍によって射殺され、更に不幸なことに自宅にその後放火されたため書きかけの作品なども全て灰となったことにより、少ない作品に更に研究材料まで我々は失ってしまった。
フランス近代の響きと腰の低い重厚なオーケストレーション。彼が尊敬していたというベートーヴェンの子孫がここにいると、聞いているとそんな気になってくる。
ただ、ナクソスに音源はわずかで、ヴァイオリン・ソナタやトリオなどあげたかったのだが、かろうじて交響曲全集が比較的優れたものがあるのであげることにした。
308) 交響曲 第4番 嬰ハ短調 Op.21 (1911-13)
演奏はトマス・ザンデルリンク指揮 マルメ交響楽団

309) ヴィーナスへの讃歌 "Hymne à Vénus" Op.17 (1904)
演奏はマルク・ストリンガー指揮 ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団


マーラー(MAHLER, Gustav 1860-1911 オーストリア)
現代の最も人気のある作曲家。大編成でありながら繊細さを失わないオーケストレーションから繰り出されるアイロニーに満ちた音楽は、苦味走ったユニークな味わいである。ショスタコーヴィチや初期のウェーベルンなど、多くの音楽家に影響を与えたことも忘れてはならない。
指揮者としても活躍し、多忙であったから残された作品は多くはないが、そのいずれもが今日のコンサートで欠かせないレパートリーとなっている。
310) 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」(1884?-88)
演奏はクラウス・テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

311) 交響曲 第2番 ハ短調「復活」(1888-94/1903改訂)
演奏はアントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送交響楽団他

312) 交響曲 第3番 ニ短調 (1893-96/1906改訂)
演奏はセミヨン・ビシュコフ指揮 西ドイツ放送交響楽団他

313) 交響曲 第4番 ト長調「大いなる喜びへの賛歌」(1899-1900/1901-10改訂)
演奏はクラウス・テンシュテット指揮 バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団

314) 交響曲 第5番 嬰ハ短調 (1901-02)
演奏はジョナサン・ノット指揮 バンベルク交響楽団

315) 交響曲 第6番 イ短調「悲劇的」(1903-04/06改訂)
演奏は熱に浮かされたような熱いクラウス・テンシュテット指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団か、底光りする冷静さの中から一種異様な迫力で迫るアントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送交響楽団か…。迷ったあげく両方あげておく。

316) 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」(1904-05)
演奏はヴァーツラフ・ノイマン指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

317) 交響曲 第8番「千人の交響曲」(1906)
演奏はアントニ・ヴィト指揮 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団, 合唱団他

318) 交響曲 第9番 ニ長調 (1908-09)
演奏はヴァーツラフ・ノイマン指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

318) 交響曲「大地の歌」(1907-8)
演奏は古いものだが歴史的名盤の誉れ高いブルーノ・ワルター指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団他

319) 歌曲集「さすらう若人の歌」(1883)
演奏はこれまた古くから決定盤の名をほしいままにしてきたディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(br), ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団

320) 亡き子をしのぶ歌 (1901-04)
演奏はまたしても古い名盤で恐縮だがキャスリーン・フェリアー(alt), ブルーノ・ワルター指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
他に「子供の不思議な魔法の笛」や「リュッケルトによる5つの歌」など名作多し。


マルタン(MARTIN, Frank 1890-1974 スイス)
321) 七つの管楽器,ティンパニ,打楽器と弦楽のための協奏曲 (1949)
演奏はマティアス・バーメルト指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団他

322) フルートと弦楽,ピアノのためのバラード (1939)
演奏はヨハネス・ワルター(fl), ジークフリート・クルツ指揮 ドレスデン・シュターツカペレ
バラードはピアノと弦楽のための作品などあり、いずれも傑作!

323) オラトリオ「地に平和あれ」(1944)
演奏はマティアス・バーメルト指揮 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団他

323) 複合唱のためのミサ曲 (1922-26)
演奏はイェルク・シュトラウベ指揮 北ドイツ・フィグラル合唱団


マルティヌー(MARTINŮ, Bohuslav Jan 1890-1959 チェコ→米)
324) 交響曲 第6番「交響的幻想曲」(1953)
演奏はイルジ・ビエロフラーヴェク指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団


メンデルスゾーン(MENDELSSOHN-BARTHOLDY, Felix 1809-1847 独)
325) 交響曲 第3番 イ短調「スコットランド」Op.56 (1830/42改訂)
演奏はハルトムート・ヘンヒェン指揮 ベルリン・シュターツカペレ

326) 交響曲 第4番 イ長調「イタリア」Op.90 (1831-33)
演奏はワルター・ウェラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団

327) 序曲「フィンガルの洞窟」(ヘブリディース諸島) Op.26 (1830/32改訂)
演奏はクルト・マズア指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

328) 劇音楽「真夏の夜の夢」Op.61 (1842)
演奏はアダム・フィッシャー指揮 ハンガリー国立管弦楽団他

329) ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 (1844)
演奏は古いモノラルながら、ナクソスにある録音を聞き比べてこれ以上のものが見いだせなかったのでダヴィド・オイストラフ(vn), ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
ステレオならば、息子のイーゴリ・オイストラフ(vn), フランツ・コンヴィチュニー指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団がある。親父殿の線の太い音に比べるとやや…。でもなかなかに好演である。

330) 弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20 (1825)
演奏はナッシュ・アンサンブル

331) ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調 Op.49 (1839)
演奏はアルテンベルク・トリオ・ウィーン

332) 無言歌集
演奏はレナーテ・ショルラー(pf)

333) ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14 (1824)
演奏はダニエレ・ラヴァル(pf)

334) オラトリオ「エリア」Op.70 (1846)
演奏はヘルムート・リリング指揮 シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム他


メシアン(MESSIAEN, Olivier 1908-1992 仏)
335) トゥーランガリラ交響曲 (1946-1948)
演奏はアントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送交響楽団他

336) かなたの閃光 "Eclairs sur l'au-delà..." (1991)
演奏はインゴ・メッツマハー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

337) 峡谷から星たちへ… (1971-74)
演奏はレインベルト・デ・レーウ指揮 シェーンベルク・アンサンブル他

338) 世の終わりのための四重奏曲 (1941)
演奏はマシュー・シェルホーン(pf), フィルハーモニア管弦楽団団員

339) 幼子イエスに注ぐ20のまなざし "Vingt Regards sur l'enfant Jésus" (1944)
演奏はホーカン・アウストボ(pf)


ミヨー(MILHAUD, Darius 1892-1974 仏)
340) 小交響曲 第1番 〜 第5番
演奏は

341) バレエ音楽「世界の創造」Op.81 (1923)
演奏は

342) 組曲「スカラムーシュ」Op.165b (1937)
演奏は

343) 組曲「ルネ王の暖炉」Op.205 (1939)
演奏は


モンテヴェルディ(MONTEVERDI, Claudio 1567-1643 伊)
344) マドリガーレ 第6巻 (1614刊) アリアンナの嘆き
演奏はマルコ・ロンギーニ指揮 デリティエ・ムジケ

345) 音楽寓話劇「オルフェオ」
演奏はコルボなどの新旧名演を聞き慣れた耳にはちょっとすっきりし過ぎかとも思われるが、こういう演奏が今は主流らしい…しかし、なかなか味わいのある演奏で、遠近感たっぷりのトッカータから惹きつけられ実に新鮮!!ジャン=クロード・マルゴワール指揮 ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ

346) 聖母マリアの夕べの祈り (1610)
演奏はジギスヴァルト・クイケン指揮 ラ・プティット・バンド

347) タンクレディとクロリンダの戦い
演奏はリナルド・アレッサンドリーニ指揮 コンチェルト・イタリアーノ他
by Schweizer_Musik | 2009-08-09 21:13 | 学生諸氏へ
<< 知らなきゃ恥ずかしい名曲 + ... 知らなきゃ恥ずかしい名曲 + ... >>