スチューダーのベルン音楽院でのライブ録音より
作曲者 : BACH, Johann Sebastian 1685-1750 独
曲名  : パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV.825 (1725-31)
演奏者 : ミヒャエル・ステューダー(pf)
CD番号 : claves/50-2713〜18

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スイスの首都のベルン音楽院(写真)で学んだ名ピアニスト、ミヒャエル・スチューダーによるバッハのパルティータの第1番である。なんて美しいのだろう!!この演奏は、その音楽院のホールで行われた演奏会のライブ?のようだ。会場ノイズがないので、セッションを音楽院で行ったのかもしれない。
音楽院では教授陣のコンサートをよく行っていて、そういうコンサートの際に録音されたのかも知れない。
エドウィン・フィッシャー、エイドリアン・エッシュバッヒャーなどに続くスイス・ピアノ界の逸材であったスチューダーも、2000年に聴覚障害のために引退してしまったというが、1940年生まれというから、まだまだ活躍しておかしくないというか、更に円熟の境地を聞かせてもらえるはずだったのに、大変惜しいことであった。
その彼が、スイスのトゥーンにあるクラヴェース・レーベルに録音した六枚がバジェット・ブライスでBOXとなって出ている。iTune−Storeでは6000円もする上、ライナーもないが、CDならば六枚で2500円ほどで、ライナー・ノートもちゃんとついている。
まだお聞きになっていない方はぜひ一度お聞きになることをお薦めしたい。他にモーツァルトの協奏曲、特に「ジュノーム」という第9番はヴァルガ指揮でトゥーンの教会での録音で、これがまた素晴らしいのだ。
他にもラヴェル、リストなど、名演が目白押し。ここによくコメントをよせてくださるKAYOさんのお薦めでもある。
by Schweizer_Musik | 2010-01-09 21:31 | CD試聴記
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