作曲中…
先日のタンゴを作曲した以外、このところ編曲ばかりやっていて、頭がどうかなりそうだ。それで編曲を一時中断し、小さなソナチネを作ってみた。プロコフィエフ風の転調などを使いつつも、今朝聞いたモーツァルトの技法を応用して、近代的なハーモニーにのせてみた。こういうことでもしないと、編曲一辺倒の頭脳に陥り、どうも作るという脳内の機能が退化するような気がして、集中できなくなるのだ。
曲はソナチネらしく、古典的なソナタ形式となった。お手本がモーツァルトのシンフォニアだから当然と言えば当然なのだが、テイストをちょっと変えただけなのだが、これで元がモーツァルトというより、プロコフィエフか出来損ないのショスタコーヴィチあたりだとみんな思うだろう。残念でした!似ているとか似てないとかいうのは大体この程度の目くらましで何とでもなってしまうものなのだ。だから、何かにこれは似ているとか言うこと自体、実につまらないものと思う。似ているかどうかを当てて、断罪するよりも、良い音楽を作ること、あるいは良い音楽を楽しむことこそ大切だ。警察官にでもなった気で、こましゃくれた輩へのちょっとした意趣返し?
半日かかってしまったが、自分としては満足している。2楽章、3楽章とまた作ろう。良い感じだ…。
写真はバーゼルの朝焼け…。
作曲中…_c0042908_0353159.jpg

by Schweizer_Musik | 2010-02-22 11:32
<< フリッツ・ライナー指揮の不滅の... トスカニーニとベートーヴェンの第7番 >>