ソナチネ作曲中!
朝起きて、ハイドンなどを聞いて頭をすっきりさせてから、作曲にとりかかる。昨日から頭の中はひたすらソナチネの音が鳴り続いている。第2楽章のメロディーを16小節、伴奏を8小節だけ夕べメモのように書いておいたが、それらの多くは結局手直しされ、改変される運命にあった。ただ、アイデアは夕べ思いついたもの(というより第1楽章を書き始めた時にすでに頭の中にあったもの)を使い、それを2時間あまりかけて編み上げ、先ほど(午前10時過ぎ)に完成した。
録音用のスコアを作り、音にしてみたが、これがまあまあ。今まで作ったものの中でも最もわかりやすい緩徐楽章になりそうだ。何しろセブンスの音までしか使わないで書いたのだから。但し、聞いた感じではあまりわからないが、楽譜は変拍子と臨時記号の嵐となっている(笑)。どうもどこかで何かしないと気が済まない性格のようである。
聞いてみて、ショパンのマズルカ イ短調 Op.17-4に似た感じになった。和音をベタで伴奏させたからであるが、この技法がショパンの専売特許ではないのはもちろんで、どこかの誰かがまた気がついて言いたがるかも知れない「パクリ」でも「オマージュ」でもない。(もちろんショパンを尊敬することとこれとは別の話)
調性で書くというのは、とても不便なことだ。無調ならば、誰も何も言わないのに…。

終楽章もすでに頭の中にある。これを取り出さないと、どうも気分が悪い…。けれど、慌てないように…。うま取り出さないと…。

引き続き、アーレスハイムの写真を。今度は本命のオルガンをどうぞ。ライオネル・ロッグの最初の仏HMへのバッハのオルガン全集はこの古いジルバーマン作の名器を使って録音されたもので、20世紀中頃、スイスの名工メッツラーが修復して現在に至るものである。
素晴らしい存在感!!名器である。
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by Schweizer_Musik | 2010-02-23 10:52 | 日々の出来事
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