モントゥーの名盤!ブラームスの交響曲第2番
作曲者 : BRAHMS, Johannes 1833-1897 独
曲名  : 交響曲 第2番 ニ長調 Op.73 (1877)
演奏者 : ピエール・モントゥー指揮 ロンドン交響楽団
CD番号 : PHILIPS/442 547-2

ブラームスの曲の中で、ドッペル・コンチェルトとこの曲が最も好きで、続いてヴァイオリン協奏曲とクラリネット五重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」、ドイツ・レクイエム。ピアノ協奏曲の第2番はその次ぐらいで、交響曲第4番と同格あたり。1番は滅多に付き合わないことにしている。ちょっと重すぎるのだ。でも最後のアルペン・ホルンが聞きたくて時々取り出す。第3番の交響曲あたりになると苦手。ピアノ協奏曲第1番は更に苦手…。ああハイドン・バリエーションが脱けている…。それにピアノ曲、歌曲も…。大作曲家なのだから傑作揃いで、選ぶのは無理だ。どれもが私には素晴らしすぎる!
さて、私が愛してやまないこの交響曲第2番は名演がありすぎるのだが、結局カール・ベームの古いベルリン・フィルとのものやブルーノ・ワルターがニューヨーク・フィルと録音したモノラル盤に落ち着く傾向がある。でもステレオ録音で最も良いなぁと思うのがこのピエール・モントゥーの演奏で、ちょっとぶっきらぼうな始まりが、いからも田舎を好んだブラームスがペルチャッハに着いた喜びを押し隠すようにセカセカ歩き回っているいるみたいな始まり方で気に入っている。
第1楽章の第2主題に入る直前で、ぐっとそのことを反省するかのようにテンポを落とし、冷静さを装い、第2主題にはいるあたりはなかなかピエール・モントゥーさん、分かってるじゃぁ〜ありませんか!
ロンドン交響楽団も素晴らしい演奏でモントゥーの指揮に応えていて、何ともたまらない…。対向配置によるので、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンがかけ合うあたりもとても面白く、ブルーノ・ワルターの古い録音などではステレオ録音のこの楽しみにはどうやってもかなわない。
モントゥーのこの演奏、皆、あまり言わないみたいだけれど、ものすごくテンポの変化を大きくとっていて、再現での第2主題なんてもうびっくりするほどテンポを落として味を濃くしてくる。そして終結部にむかってテンポを上げていくのだ。
モントゥーは余程この曲が好きだったらしい。私と意見が一致している(爆!失礼しました!!)。第1楽章だけでも書き始めたらきりがないほどなのに、全楽章なんて書いていたら半日は潰してしまいそうなので、ここら辺りでやめておこう。美しい音楽を聞く楽しみはやめられない!!

写真はスイスではミシェル・コルボが活躍したフランス語圏のローザンヌからフリブール、ベルンへと向かう途中にあるロモンという町からみた風景。はじめてスイスに行った時(1992年だった)に撮った一枚。
c0042908_16182355.jpg

by Schweizer_Musik | 2010-03-01 12:00 | CD試聴記
<< ザバータ指揮によるコダーイのガ... カンテルリの指揮で聞くコープラ... >>