シャブリエの田園前奏曲をプラッソンの指揮で聞く
作曲者 : CHABRIER, Alexis-Emmanuel 1841-1894 仏
曲名  : 田園前奏曲 "Prélude Pastoral" (1888)
演奏者 : ミシェル・プラッソン指揮 トゥールーズ・カピトール管弦楽団
CD番号 : EMI/50999 906820 2 5



プラッソンのフランス音楽を指揮したものを集めた37枚組のボックス・セットが昨日届いた。すでに持っているものが10枚分くらいあったけれど、7000円足らずで手に入れることができるという魅力には抗しがたく、購入してしまった。
果たして、その選曲の良さ、クオリティの高さは素晴らしいものだった。ベルリオーズからフランス近代、そしてデュティーユなどの現代の作曲家たちに至る流れを俯瞰できるその内容には、まさに第一人者の仕事ぶりである。
その中から聞いたこれは、ジョン・エリオット・ガーディナーがウィーン・フィルを指揮したアルバムでも聴くことができるけれど、あまり聞けない作品でもある。
保続するバスの上に展開するのは、よく耳にする技法で、ありきたりの曲と言えばそうなのだが、対旋律で5音音階風のメロディーが木管にちょっと出てきたりして、なかなかに面白いところもあり、伸びやかなシャブリエらしいメロディーと、のどかなそのパストラルな雰囲気が好きで昨日から何度も聞き返してみた。
1987年7月27〜29日録音と書かれているが、持続するノイズが入っていて、ちょっと安いからと言って、雑な作りになっている感は否めないが、それでも演奏はホンモノである。
37枚…。こんなに聞けないなと思うけれど、これからちょっとずつ聞いて感想を書いていこうと思う。
これのおかげで、展覧会の絵のビィドロの編曲は昨日全く出来なかった…(笑)。

写真はミュスタイアの世界遺産となっている修道院に付属する博物館の窓から撮った一枚。良い感じの田園風景ではないかと思うのだが。
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by Schweizer_Musik | 2010-10-20 08:57 | CD試聴記
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