学校に行って来た
毎年やっていたエイプリルフールは今年はやめて、ひたすら仕事に打ち込むこととした。
今日は久しぶりに学校に出かけ、学科総会に出席し、今年度の契約をして帰ってきた。5月と6月のコンサートのチラシが出来てきたので、それをN君から受け取り、打ち合わせ(という名の…)の後、学校に戻ってアカデミーの統括をしておられるY先生や担任をしておられるH先生にご挨拶と、コンサートへのご招待のお話をして辞した。
後は電車に揺られてうたた寝をしながら家路へ。
帰ると、先日AMAZONに注文しておいた、アート・ライブラリーBISのシリーズでベアト・シュトゥッツァー/ローランド・ヴェスペ監修、末吉雄二訳による「セガンティーニ」(西村書店刊)と、高橋俊郎著の「LPジャケット美術館」(新潮社刊)の2冊が届いていた。
まず「セガンティーニ」をパラパラとめくって眺めてみたが、図版がきれいで、気に入った。昨年、サンモリッツのセガンティーニ美術館の受付にいたおじさんが、「来年日本に行くよ」と言っていたことを思い出す。今月末から損保ジャパン東郷青児美術館を皮切りに10月23日まで滋賀、静岡とセガンティーニ美術展が行われるのである。
ほとんど見たことのある絵ばかりであるが、やはり見に行かなくては…。
33年前にも日本に来ているのだが、私はまだその頃はセガンティーニを知らなかった。その後、オークションでその時の図版を購入して、知っているだけであった。以来、スイスのチューリッヒ、バーゼル、ベルン、クール、ザンクトガレン、ヴィンタートゥーア、ジュネーヴ、サンモリッツの各美術館でセガンティーニの画風の変遷を知るのである。
象徴主義のなんたるかを知るのは彼を通じてであったが、スイスのジャコメッティ、ホドラーなどとともに、今では私にとって親しい画家である。

もう一冊、「LPジャケット美術館」もパラパラ見ていて実に楽しいものだった。CD時代となり、ジャケットの楽しみがすっかり失われてしまった現在、こうした本で、音楽を聞くという楽しみとともに、ジャケットの楽しみがLP時代にあったことを痛感させられる。
CD時代にあってこそ、この本は多くの人にお薦めしたい一冊である。1300円ほどなので、そう高くもない。セガンティーニの本はKAYOさんのコメントで知り、勢いで注文してしまったけれど3900円もした。チト高かった…(笑)。
先日購入したロザンタールの本は、計画停電による強制休憩…(笑)の時間に読んでしまった。あれも良い本だったな…。このところ当たりが続いている。
さて、明日は千葉まで出かけなくてはならない。朝11時頃には出る予定。まっ忙しいというか、なんというか…。

写真はサンモリッツのセガンティーニ美術館。もう何回、ここに通ったのだろう…。
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by Schweizer_Musik | 2011-04-01 22:34 | 日々の出来事
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