無伴奏ヴァイオリンのためのフーガを作曲中!!
昨日から、無伴奏のヴァイオリン独奏のためのフーガに取り組んでいる。私は、バルトークの無伴奏ソナタの中のフーガをすぐに思い出してしまうのだけれど、それとは全く異なる世界を描こうとしている(つもり)だ。
いっぱい考えながら、1音1音を刻んでいる。少しでも良いものができるようにと心から思い、それに取り組む。今朝は極めて充実した朝を迎えた。
それにしても、しばらく無伴奏の作品を聞くのは止めなくては…。聞いているとつい同じ発想になってしまう。書くのに苦しんでいるので、つい「藁をつかむ…」のである。それを防ぐためにも、イザイやバルトーク、バッハから離れなくては…。
バルトークのソナタは、明らかにバッハの2番のパルティータを下敷きにしていると思う。そして見事にやり遂げている。私は同じことはできない。もっと自分の中にある音を信じるしかないと思う。バルトークの真似をしても意味がないのだ。自分の音…。これに尽きる。
ようやく40小節ほど…。第2展開部まで作った。ゆっくりのテンポなので、たったこれだけでも1分半あまりある。まだまだであるが、少し形が出来てきた。あと40小節ほどが頭の中にあるのだが、これを取り出すのに一苦労である。

写真はチューリッヒの古いローマ時代の砦跡であるリンデンホーフに向かう通り。夕暮れの大気が香り立つようである。
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by schweizer_musik | 2011-05-15 08:13 | 日々の出来事
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