2011夏大阪 12
2011年8月3日

11:05記

朝から、ショパンの展開部冒頭のオケのみの部分を終わらせる。そしてピアノ伴奏の退屈な部分にまた移ったわけである。
トゥッティで盛り上がるのは良いのだけれど、第1ヴァイオリンのトレモロとフルートだけでメロディーをやって、他は和音を盛大に鳴らすなど、なかなか凄いことをやってくれているので、それをどうノイエ・ムジカの編成でバランスよく鳴らすかが課題で、結構試行錯誤を繰り返してみている。
やはり、納得のいくアレンジにしないと気が済まないので、時間がかかってしまった。
しかし、このスコアと対峙して、オケの人たちが皆、1番より2番が好きというのがよくわかる。こちらの方がずっとオケらしく書けているのだ。1番の方は、明らかにピアノの付け足しで、オケらしくないただのブヨブヨ太った響きの中で喘いでいるに過ぎない。それに対して、2番は掛け合いもそれなりにあり、対旋律も魅力的である。
こうした違いがあるものの、まぁ、いい感じで書けてきた。ようやく半分あまりが終わった。しかし、長いなぁ。1番ほどではないけれど…。

20:37記

一日、ショパンの編曲で過ごした。結果、あまり進まなかったが、それでも232小節に到達。26日の午後からはじめたのだから、一週間とちょっと…。遅いなぁ…。こんなことでは情けない…。が、結構面白く出来つつある。パデレフスキ版はさすがにオイレンブルクのような素人の楽譜ではなく、きちんとしたプロ仕様のスコアで助かっている。オイレンブルクの楽譜は、校訂結果などの報告がしっかりスコアの前に書かれてあって、良い楽譜のような体裁はあるけれど、あれは全く使い物にならない。従って心ある音楽家は絶対に買ってはならない。私も今回の件で反省し、以後、オイレンブルクの楽譜は買わないことにした。
まっ、オイレンブルクの楽譜について書き始めたら、また興奮してしまいそうなので、このくらいにしておこう。ショパンのスコアは第1楽章の半分ほどが完成。胸突き八丁を越えつつある状態であるが、明日あたりが勝負の日ではないかと思われる…。

写真は八幡神社の勧進杉。愛してやまない私の故郷の風景の最も大事なものの1つである。
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by schweizer_musik | 2011-08-03 20:37 | 日々の出来事
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