メルカダンテのフルート協奏曲ホ短調をゴールウェイの演奏で聞く
作曲者 : MERCADANTE, Saverio 1795-1870 伊
曲名  : フルート協奏曲 ホ短調 Op.57 (1819)
演奏者 : ジェームズ・ゴールウェイ(fl), クラウディオ・シモーネ指揮 イ・ソリスティ・ヴェネティ
CD番号 : RCA/60865-2-RC

メルカダンテは19世紀半ばにイタリアを中心に活躍したオペラ作曲家であるが、私は1曲だけアリアを聞いたことがあるだけで、他は全く聞いた記憶がない。
CDはいくつか出ているようだが、対訳もない輸入盤ばかりのようなので、語学力のない私ごときには手を出す勇気がないままになっている。
その彼が、二十歳をちょっと過ぎたごく若い頃にいくつかのフルート協奏曲を残していて、こればかりが有名なのはちょっと皮肉な話ではある。
中でもこのホ短調の協奏曲は終楽章のロシア風ロンドが編曲されて親しまれているほどであるから(かすかな記憶…ひょっとして私の思い込み?それよりもよくコンクールの課題曲になるので、よく知っているのかも…)、メルカダンテの今日の代表曲となっている。
確かにこの協奏曲はよく出来ている。親しみやすいメロディーは、確かにイタリア歌劇の作曲家らしい伸びやかさを感じさせるもので、第2楽章などそのままアリアに使えそうにも思われる。
それに、フルートの技巧をよく生かした作りもフルート演奏家に受けるのではないだろうか。
ジェームズ・ゴールウェイの演奏は実に達者なもので、名匠クラウディオ・シモーネが率いるイ・ソリスティ・ヴェネティが共演しているのだから、これで名演は約束されたようなものだ。
実際、聞きながらイタリアを思い出し(北部イタリアしか行ったことがないけれど…)、こうした伸びやかで美しい田園風景に点在する古い町々の風景などを思って聞いていた。

写真はイタリアにここを拠点に出かけた日々が懐かしいスイス南部ルガーノの町。
by Schweizer_Musik | 2011-11-27 08:52 | CD試聴記
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