昨日の授業について・・・
昨日の現代音楽研究という授業は、旋法をテーマにして話す。旋法から話を展開すると皆が関心を持ち始めたのがわかり、ここを突破口にすればなんとかやれそうだと思ったので、ちょっとまじめに展開してみる。
ここをやるのだったら「ミクロコスモス」を使うといいのだが、やはりオーケストラ・スコアにあまりに不慣れなので、オケ作品などを中心に例を出して説明。
バルトークの特有の旋法をいくつか紹介しつつも、ラヴェルのピアノ・トリオのドリア旋法の使用と同じドリア旋法を使ったシベリウスの第6交響曲を並べて聞いた後、第4交響曲の第3楽章のロクリア旋法の終止をスコアを見ながら聞く。
また、リディアやミクソリディア、あるいはドリア、フリジアなどの旋法による音楽を即興で聞かせ、その作曲の実際を感じてもらう。
基本的な旋法の使用方法は、本科ですでに終わっていると聞いていたのだが、まだ少ししか理解していないみたいで、それでいて皆関心があるようなので(これがわかると結構洒落た音楽や近代的な雰囲気を作ることができる)もう少し展開してみることにする。
しかし異なる旋法をぶつける方法、あるいは異なる主音を持つ多調性的な旋法の用法などはいきつけなかった。
それは、スーパー・ロクリアやナポリ短(ナポリタン・スパゲッティとは関係ありません)やオリエントなどの上音階(バルトークの倍音列音階です)などを紹介していると時間が無くなってしまったのだ。
1時間20分の授業時間では足りない!!なんて思うけど、そんなこと言っていたら駄目だな。やはりもっとやり方を工夫しないと・・・。

続くアトナール・コンポジションの授業では、一限での音だしの反省をし(中にハッピー・バースデイ・トゥ・ユーを十二音に置き換えて作って来た学生もいた。まだうまくなかったが・・・それでもよくやったと言ってあげたい!)その後で、N島君たちが録音した私の組曲「サーカス」を聞かせてあげる。(昨日、もう自作は聞かせないと言ったのに、朝令暮改もここまでくると信用なくすなぁ・・・。)
学生たちの感想・・・上手いとおもった(アンサンブルが)。四人でやつているとは思えない。というものがあった。作曲者としてはいくつか不満もあるのだが、それでもやはりよくやっているなぁと思う。
で、学生たちは、ぜひ生で聞きたいなどと言っている。ちょっとこそばゆいような・・・。N島君。好評ですな。また書きましょうか?今、ヴァイオリンのために書こうかと思っていたプロコフィエフ風のマーチが宙に浮いてしまったので、そのままになっています。とは言え、道化師の夢の第2弾みたいで、ちょっと時間をかけて書かないと出来そうもありませんが・・・。
プロとしての四重奏団の実力は・・・。需要はどれほどあるかわからないが、彼らほどのレベルはそういないのではないか。私の第2曲。演奏は無理なのではと思っていたほどで、ちょっと驚くし、第4曲など派手に難しそうなので、作曲の学生たちはびっくりしていた。まぁ、ちょっとした音だし程度では絶対にできない作品ではあるが。
それにしても、N島君、ブログやっていたのですね。知らんかった・・・。
by Schweizer_Musik | 2005-06-09 06:29 | 授業のための覚え書き
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