曇り空の下、試験日でした
朝から曇り空が重く、コンピューターの調子も悪く、気分は思いっきりダークである。
秋葉原に出かけてノートン・ユーティリティーを購入。それでスキャンすれども、全く問題なし。一体何だったのだ。しかし、再起動するとやっぱり問題が起きる。もうノートンでも駄目とは、トホホな話である。うーんどうしよう?
と言っても思いつくはずもなく、石丸電気でCDを買う。ヴェレシュの室内楽集になんと1914年に書かれたオネゲルのピアノ・トリオが入っていた。なんとなんと・・・。
あと、ルフェブールがスイスの名指揮者オーバーソンと共演したラヴェルの両手。諸井三郎のナクソス盤に尾高尚明氏が読響を振った邦人作品(野島稔氏がピアノを弾いている)という一枚に戦後生まれのスイスの作曲家ベレッタのアルペンホルンを使った作品集といったところを購入する。
石丸電気のCD館がずいぶん変わっていて、ジャズとクラシックだけになっていた。向井の大きな建物がポピュラーなどになっている。へぇ〜と思いながら学校へ。
しかし、この秋葉原というところ。時代を映してすぐに変化していく街だ。今何が売れているのか、歩いているだけでわかる。店員もその時々のものを一生懸命売っているのだろう。
ああいった生き方は、絶対に私には無理だ。

学校に着いて、試験を行う。今年入ったばかりの学生達の作品を20曲あまり聞き、その講評を一曲ずつしていく。その場での講評だけに、結構つらいものがある。
六時半まで延々5時間あまり、休みを適当にとりながら行ったが、精神的にくたくたになる。
今年の学生たちは大変に優秀だ。時々、いつもの水準の学生もいるが、それでも全体にはレベルが高い。ここまで出来ているなら将来楽しみという学生が多くいたのは例年にないことだった。
帰りは水道橋から乗り込む。本当に疲れた。やはり張りつめての5時間半はとんでもない労力を要する。
で、これは明日も続く。明日は私の教え子たちの番である。
by Schweizer_Musik | 2005-06-14 21:11 | 日々の出来事
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