授業の記録・・・
授業の日。今日はちょっとしたトラブルがあって、音だしの授業が出来ずにあわてた。
現代音楽の授業では、武満徹の「地平線上のドーリア」を取り上げた。先週は矢代秋雄のピアノ協奏曲の分析を行い、ついでに武満徹の「ガーデン・レイン」をとりあげたので、その続きである。
私の考えでの地平線上のドーリアの解釈で勘弁してもらうしかないので、ちょっと恥ずかしいのだが、私はあれを雅楽の弦楽合奏版であると考えている。弦楽の特殊奏法はほとんど使わず、ポンティチェロやタストなどが使われているに過ぎないのだが、ハーモニクスの多用と、ピチカートなどのアタックと減衰の組み合わせが独特というか、大変ユニークであること。また拍子感の喪失と、沈黙(ゲネラル・パウゼ)の多用が独特の「間」を感じさせる点が私にはとても面白いと思えるし、雅楽と共通する何かがあるように思えるのだ。
使った演奏は、古いLPをデータ化したもので、若杉弘指揮読売日本交響楽団。大分古い録音であるが、とても良い演奏だ。小澤征爾などいくつかの録音があるが、私はこれ以上の録音はないと思う。寡黙な音の隙間から「歌」を感じるのはこの演奏だけである。
それはともかく、来週は間宮芳生のセレナードかヴァイオリン協奏曲を取り上げる予定。
by Schweizer_Musik | 2006-01-26 03:46 | 授業のための覚え書き
<< やれやれ・・・ 悲しいこと・・・ >>