水曜が終わった・・・
一限の現代音楽の授業では、ベルクのピアノ・ソナタ(先週とは別のクラス)の分析。ある程度わかっている学生もいるので、比較的細かなところまで分析し、続いて十二音の書き方についての説明を、自作品を用いて行う。
以前にこのブログで公開した木管五重奏であるが、これがどういう音列をどのように使って作られているかを説明して、十二音の書き方を話した。音列の作り方と木管の音列(最初の部分で基本音列を5度圏で使っていることと、中間部で反行音列を使っていることなど)で終わる。
早めに授業を切り上げて次の授業の準備に入る。
2週間ぶりの音だし。学生たちは、1週おきに自作品を持ち寄り、木管五重奏の作品を試演するというのが今期の授業である。今回は2回目の音だし。少し熟練してきたかと思ったら、全くの期待はずれ。ちょっと残念だった。教えている者としては、つねにもう少しという気持ちがあるので、そんな感想を抱くのかも知れないが。
例によって昼休みはたっぷりとる。お昼は何年かぶりで「すきや」に行った。メニューがずいぶん変わっているのに驚いたが、そんなファンだったわけでもないので、以前のメニューと言えば牛丼とカレーぐらいしか思いつかない。アメリカからの牛肉の輸入停止で、牛丼が牛丼屋から無くなってから、ほとんど来ていないからだが、あの騒動のあと、ちょっとのぞいてみたら豚丼になっていて、食べたらパサパサしていて、とてもお金を払ってまで食べようとは思わない代物になっていた。
しかし、今日行ってみて、牛丼がいつの間にか復活していて(アメリカの牛肉は使っていないはずだが)ネギと生卵をのせて食べるものやオクラと鰹節をのせたものなど、色々出ていたのにちょっと時の経過を思ったりした。そういえば昨年は食べに出る時間が全くなかったから・・・。
休みの後の現代作曲法は本科生対象で、実技的要素を交えて行う。今回はベルクのヴァイオリン協奏曲を紹介してから、私の木管五重奏(授業用に書いたドデカフォニーによる作品)を分析する。音列の作り方一つで音楽が変わるということを説明しつつ、私の場合は短三度と長三度を組み合わせて基本音列でやると短調のような雰囲気になり、反行音列でやると長調のように聞こえるようにしていて、それを中間に入れた三部形式であること、逆行音列を使った部分も紹介し、基本音列から48の音列を導き出す方法を説明し、学生たちに音列を試作させ、その反行音列を作るという作業をやらせた。
早く出来た学生にはそれをもとに旋律を作らせる。サラサラと書ける学生もいるので楽しみである。来週は全員にそれをやらせる予定。
続けて胸突き八丁のアレンジの授業。二限分、かなり仕上げに近くなってきた。一年生なので高音楽器とピアノのデュオ作品を書かせているのだが、まずまず初めて作ったにしては、センスよく仕上がってきた。7人のクラスなので、30人もいる授業とは違い、隅々まで見られるというのが良いのだろう。
そして最後にレッスン。休み時間に報告書や試験の内容についての報告、音だしの時の録音をCDにするなどをしておいたので、終わるとすぐに帰れた。おかげで家には九時半すぎにはたどり着いた。早く帰れたとは言え、ロンゲスト・デイであった。
by Schweizer_Musik | 2006-05-25 09:50 | 授業のための覚え書き
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