今日も仕事でした…
今日は、一限がアカデミーの現代音楽の時間。人気のない授業(私が出席に厳しいからだろうか?内容なのかは定かではない…)で、履修者がたった一人。よく学校も開講したものだ。私は別に休みでも良かった。その一人も一回目から休みで、私には良い骨休めとなるかもと思っていたら、今日から聴講生が二人来ることとなったので、休むのではなくその「聴講生」を対象に授業を組み直すこととした(笑)。そのため今日は現代音楽概論のような感じで、ざっとワーグナーのトリスタン和音の話からシェーンベルクたちへの流れ、それを「新しい時代の夜明けと誤解された美しい日没」というドビュッシーの有名な評言を引用しながら、近現代の音楽の夜明けはドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」ではじまることにする旨を説明した。
そしてこの作品を聞いて、二人のための授業の一回目とした。聴講だから彼女たちには単位はつかないけれど、一年で近現代の音楽についての概要と基本的な技法がわかってもらえれば…と思う。
続いてオーケストレーション。この授業ではウジェヌ・ボザの木管五重奏のための「スケルツォ」を用いて、その書法上の特徴、音の配置の基本を説明した。
この作品は木管五重奏の見事なお手本である。先週のイベールよりも基本的でわかりやすいかも知れない。これを説明してから各楽器の用法上の特徴を解説し、更に今日はじめての学生もいたので、木管五重奏における楽器の特性などについて説明をおこなった。
一限休み。この間色々あったのだが、基本的に私には良いことだった。ちょっと書きにくい話なので、ここは割愛して次に行く。
4限は本科生対象の現代音楽の授業。今日は教会旋法を使ってどういう音楽を書くのか、あるいは書けるのかをオネゲルの「夏の牧歌」を分析しながら説明する。
ミクソリディアによるメロディー、単純な4度構成のハーモニーを基礎としたオスティナートで書かれた伴奏部を解説し、中間部の変ロ長調の部分(ここは細かくやると時間がかかるので割愛したが…ゴメンナサイ!)後半、第1と第2主題が一つのフレーズの中に同居して再現されるところについて説明し、作品を聞いた。
教会旋法には4度構成の和音などがとても似つかわしいことと、1コードで作るような単純な作品が多いことなどを話した。
これで授業はおしまい。控え室に帰ってから報告書を書き(毎日授業が終わるとこの授業の報告書を書いて提出し、欠席累計表に出欠についての転記をするのが決まりであるのだ)、来月の音だしのスケジュール取りと申請を行い、本日の仕事は終了。
結構大変でしょ…。ああ疲れた。帰ってからナクソス・ミュージック・ライブラリーでコープランドのアパラチアの春を聞いていた。13人編成のアンサンブル版で面白いものだった。疲れたので、今日は寝ます。
by Schweizer_Musik | 2007-04-25 21:35 | 授業のための覚え書き
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