タカーチ四重奏団のスメタナを聴く
楽譜については意外なほど反響が大きく驚いたが、かくいう私も忙しいはずなのに一日ダウンロードしまくっていた(笑)。ただ、サーバーの能力が悪いのか、時間がかかるのには閉口である。
さて、そのことはともかく、ナクソスでは定額で大量に音楽を聞き、Wikiで大量に楽譜をダウンロードして、ともかく音楽を勉強するのに一昔前はまず金…であったのに、今やまずネット…となったのには、時代を感じるとともに、古いメディアにしがみついていると取り残されそうな気がしてきた。
ともかく、朝は清々しい音楽で…(トゥーランガリアなどを朝から聞いている人間の言うことか!)ということで、スメタナの「わが生涯」を聞く。演奏はタカーチ四重奏団でArtekというレーベルから出ているのだが、この団体のこんな録音があったとは…!うれしい限りである。1995年の録音というのであるから、ユニバーサルと契約するちょっと前の録音ということになるのだろうが、このクォリティの高さは超絶的である。
徘徊していると、そこかしこに宝が埋まっているというところだ。全部掘り起こすなんて出来そうもないが、こういうでっかいお宝に出会った日は何か良いことありそうな…(笑)。
ボロディンの有名な夜想曲の入っている弦楽四重奏曲第2番とカップリングであるが、ホント、ため息のでるような良い演奏だ。スメタナの第3楽章でチェロに主題が帰ってくるところでちょっと涙が出てしまった。涙腺がすっかり弛みっぱなしとなった昨今であるので、気をつけていなければ家族から変に思われてしまう。
大推薦!まだお聞きで無い方はぜひ!特に弦楽四重奏なんてちょっとと思われている方にお薦めだ。迫力・躍動感・抒情…様々な表現がこれほど豊かにある音楽であるということをもっと知ってほしいと思う次第である。
大名演に出会った今朝はとても良い気分だ。さぁがんばろう!
by Schweizer_Musik | 2007-05-05 08:29 | ナクソスのHPで聞いた録音
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