スイスの巡礼の道 その2
コンスタンツのミュンスターが1950キロにわたるサンチアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼の道の始まりである。ここからアインジーデルンの修道院まで、現代の巡礼に旅立つ人々のために、とある団体が作った青い標識が立てられているという。
十二使徒の一人、ヤコブが眠るスペインの大寺院である。海に面した寺院であるために帆立貝のマークが巡礼の道の目印となった。古い道標であり、巡礼の道と言われるあたりを歩き回っていると、道端にふと見つけたりする。
アインジーデルンはスイス最大の巡礼地である。ここの修道院はベネディクト派で、鈴木尚子氏の本によれば、自給自足の昔ながらの修道士の生活を行っているという。
グレゴリオ聖歌は、聖務日課の中で、毎日繰り返されるものである。
アルヒーフ・レーベルから出ているCDにこの修道院の聖歌隊によるグレゴリオ聖歌の歌声が収められている。その歌声は、名高いソレム修道院の深い瞑想を巡るような歌声と異なり、定量リズムによる力強いものである。
アインジーデルンからルツェルンへと巡礼の道は続き、そこから北の道と南の道に分かれる。即ちエルメンゼーからリュエッギスベルクに行く北の道と、ベアトゥス聖人の故地であるベアトゥスベーレン(インターラーケンの北です)からリュエッギスベルクへと向かう南の道だ。
リュエッギスベルクで2つの道が一緒になると、やがてカトリックの町フリブールからローザンヌ、そしてジュネーヴを抜けるのがスイスの巡礼の道である。
by Schweizer_Musik | 2005-02-14 21:11 | 原稿書きの合間に
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