ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番のアルト・サックス用のパート編曲はようやく終わりに近づいた。今日渡そうと思っていたのだが、出かける用事が無くなったので、月末になった。おかげで終楽章の途中でストップしてしまった…。
簡単なパート譜の写しだと言われそうだが、音域が全く異なる楽器への編曲である上、重音が(原則として)使えないサクソフォンにパートを書き換える作業は、思った以上に手間がかかっている。とは言え、色々と他の作業をしながら、時には音楽を聞いたりしながらやっているのだから、まっ作曲をするようなしんどさはない。 ピアノのバートも部分的に書き直さなくてはと予想していたのだが、ブラームスの書いたピアノ・パートは完璧で、私如きが少しでも手を加えると、バランスが壊れて勢いがなくなったり、響きが重くなってしまったりして、結局ピアノパートには原則として手をつけないことにした。 実は、ブラームスがこんなにピアノの書き方が完璧だとは思っていなかったのだが、これは私の無知であった。彼がピアノが上手かったことは知っていたが、こんなに雄弁で完璧なピアニズムを持っているとは思っていなかった。 今更ながらであるが、ブラームスへの尊敬を更に高めることとなった。いや、この編曲を持ち込まれた時は迷惑だなぁと正直思ったのだが、良い勉強になった。感謝である。 今、テレビをつけると何と福田首相が選出されたとのこと。いや、別に驚くことではないのだけれど、先月にはこんなことは想像すらしなかった事態だけに、時の流れの早さにちょっとついて行けないでいる(笑)。この内閣、一年もつのだろうか?支持者でないとこんな皮肉な感想をもつかも知れないと思った。
by Schweizer_Musik
| 2007-09-25 18:34
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