昨日のオーケストレーションの授業についての覚え書き
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今週から弦楽四重奏の授業となる。第一回の音だしは7月の終わりに行う予定であるが、それまで色々と説明しておかなくてはならないことが山積みで、昨日はその第1回目で、卒業生のN君に来てもらってヴァイオリンとヴィオラの楽器紹介をした。
まず調弦からはじまって(これについてはチェロまで説明した…コンバスは今回省いて行う)ボウイングの上げ下げ、ポジションのこと、弾く位置(スルポンorタストなど)、弓弾きかcol legnoか、ピチカートの種類、重音奏法について、更にピッチの取り方など、様々な弦楽器についての基本的な事柄を説明した。
まぁ、この程度のことに精通していないで弦楽を書くなどということは許されないことだから、学生諸氏はまず昨日の授業の内容のノートを何度も読み返し、テキストの弦楽のところを何度も読み、ついで弦楽四重奏の楽譜にあたることであろう。
これらを、実際に演奏する人に来てもらい、楽器を持ち替え、音を出してもらいながらその違いを聞き、問題点を理解することができるような機会は、音楽大学でもまずない。少なくとも私が卒業した大学ではなかったし、それをやっているという音楽大学はあまり聞いたことがない。(芸大ではどうだったのだろう…今度娘に聞いてみよう)
次回の授業ではピアノ曲から弦楽四重奏へのアレンジの実習をはじめ、そのためのボイシングの特徴などを学ぶための分析などへ入る。
と言っても、古典の作品は各自で勉強してもらうことにして、私は近現代の作品でその分析を行うつもりである。(古典の名作をとりあげて説明するには時間があまりに少ないためで、それは各自の努力により行い、どうしても分からないところなどは質問してくれれば良いと考えている。
各自、自分でスコアにあたり、調べると良いと思われる作品はこちらをクリックし、上のiDisk Public フォルダをひらいて、学生のための楽譜資料集のフォルダにあるpdfファイルから必要とする楽譜をダウンロードするとよい。しばらくこのままにしておく。
ドヴォルザークやブラームスの弦楽四重奏曲のデータは所持していないので、各自準備すること。
またシェーンベルク、ベルク、ウェーベルンなどの弦楽四重奏作品、さらにバルトーク、ショスタコーヴィチなどの弦楽四重奏曲は全てすぐに必要というわけではないが、折に触れてこれから授業で説明していく予定である。
またストラヴィンスキーの弦楽四重奏のための3つの小品 (1914)は次回の授業で説明する予定である。

写真は天神山の北野神社にある梅である。京都の北野神社から勧請した神社であるから、山の名前にもなっているように天神様が祀られている。
天神様は学問の神である。学生諸氏の健闘を祈り、その境内に実をつけた梅の写真を貼っておこう。
by Schweizer_Musik | 2008-06-21 09:31 | 授業のための覚え書き
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