2007年 01月 29日 ( 3 )
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第2番
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第2番を聞く。yurikamomeさんがクロイツェルをとりあげておられたので、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタと言えば一番好きなのがこれ、というわけで久しぶりに聞き返した次第。
この曲について書かれたものは見たことがない。というか、この曲が好きだという人も私は知らない。でも冒頭から何とも洒落ていて、ピアノ・ソナタの第2番イ長調(偶然とは思うが同じ調性!)の終楽章のうっとりするような洒落っ気とともに、気難しいばかりのベートーヴェンと構えて聞くと完全に肩すかしを食うことになる。
で、この曲の最高の演奏と言えばもうアルチュール・グリュミオーとクララ・ハスキルの古いモノラル録音である。絶妙なテンポ!軽くスウィングするテーマをこんなに上品に、それでいて生き生きとした表現で演奏した例は他にあるだろうか?
第2楽章の感傷も決してオーバーになることなく、音楽そのものが自然に語り出すかのような趣が、なんともしみじみとして良いのである。こんなに単純でいいのかと思うほど音数が少ない楽章であるが、だからこそ人の心の琴線に触れる演奏は難しいのではないか。他の演奏ではついぞ味わうことのできない世界だ。
終楽章の洒落たテーマと何気ないようで入念な展開はさすがにベートーヴェンである。で、それを快調なテンポでどこにも力が入らず、それでいて生き生きとしていて、ベートーヴェンの意図を過不足なく歌い上げたグリュミオーとハスキルの見事さは、この録音の歴史的名盤としての価値を明らかにしているものと私は信じる。
クロイツェルも含め、このグリュミオーとハスキルのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集は私の好みでは名高いオイストラフなどのものよりずっと良いと思う。あくまで私の好みなので悪しからず!メニューインやシェリング、パールマン、ハイフェッツなど色々良いものがあることは承知の上で、私のファースト・チョイスがこれである。
by Schweizer_Musik | 2007-01-29 21:03 | CD試聴記
晩酌をした。明日に備えてそろそろ休むか…早いな…
一本(三斤)5000円の食パンやら一枚4500円ほどの鯵の開きをテレビでやっている。美味しいと力説しているが、そんなこと言われなくてもわかる。
でもこういう法外とも思われる高額な食材を、大阪人の私には全く理解できない。私はお金をかければ美味しいものができるのは当たり前だと思うからだ。そんなお金をかけないで美味しいものを人々に安価に提供する技術こそが讃えられるべきで、ただの成金趣味をマスメディアがチヤホヤして宣伝するのは、ただただ下品な趣味にしか見えなかった。

先ほど湯豆腐とぬる燗で晩酌をする。湯豆腐は目の前のスーパーで買った一丁28円のもので、昆布出汁でサッと暖めたもので、その残り湯でぬる燗にした2リットル698円の日本酒のパックである。
色々試してみたのだが、確かに剣菱などだと美味しいし、「辛口一献」なども良い。でもぬる燗をしてみて味の差はほとんどないのだ。お燗のタイミングの差の方がずっと大きい。(冷やだとお酒の味の差は大きいが、冷やしすぎたら香りなどより冷えた飲み物が喉を通っていく気持ちよさに味の違いがわからない。吟醸酒などを味わうならば、適温が大切!)
また豆腐も、昆布だしのタイミングと、最終的にかけるポン酢の味の差であり(私はポン酢派です…。もちろん時には湯豆腐用の汁も作ることもあるが、呑むのに手間をかけすぎるのもどうかと…)暖めすぎて簀の入った酷い湯豆腐にしてしまう愚をしなければ(何しろ湯豆腐にお燗は一にも二にもタイミング!)充分に味わい深いものが味わえる。ちょっとした生姜をおろしてコマ油を隠し味にしたりした冷や奴とともに湯豆腐もこの季節は良いものだ。
それに一つ28円である!良いところに私は住んでいるものだ。ちょっとでかければ北鎌倉の風景にとけ込むこともできる。

美味しい食材を否定するのではないが、法外な値段にむらがる成金を羨ましがる愚か者にはなりたくないものだ。
by Schweizer_Musik | 2007-01-29 19:23 | 日々の出来事
ミュージカルの曲を一部公開!
今日はミュージカルの授業のための曲作りと補作を行う。
先ほど、序曲が出来たのでアップしたのだが、あれは元が学生の曲なので、やはり公開は控えようと思う。で、その後、チャゲ&飛鳥の番組を見たりしながら三時間ほどで書き上げた回想シーンの音楽をアップすることにした。短い曲なのでそんな不謹慎なやり方でも2分ほどの作品となっている。
雰囲気はドビュッシー。でもちょっとひねってあるが、私の曲としては珍しく最初から最後まで四拍子でテンポも変わらず出来ている(笑)。全音音階〜ドリア旋法〜全音音階〜フリギア旋法〜全音音階〜リディア旋法〜全音音階〜ミクソリディアという形で、最後はフリギアで終わっている。一種のロンド形式とも言えなくはないが、同じサイズのものが交互にモードを変えて繰り言のように出てくることで、回想シーンに合うのではと思ったのだ。かなり力を抜いて作ったつもりだが、考えてみると、重い音楽になってしまった。つい一管編成の楽器を使いたくなってしまった。これは書き直した方が良いかなぁ…。とりあえず、皆様のお耳汚しとは存じますが、ご意見拝聴いたしたく存じます。
二月五日までの期間限定公開といたします。

ミュージカル「8フレンズ」回想シーンの音楽

結局諦めて改訂版を作りました。テレビなどでは重すぎるのですが、舞台ならばこれでもいけるかなと…
全面的に全音音階を使ったもので、安直な曲です。
ミュージカル「8フレンズ」回想シーンの音楽(改訂版)

2007年1月30日22時追記
更に今朝出がけに30分ほどで最終稿を書きました。芝居をしている時に流れる音楽ですから、あまり充実した音を書いてはいけません。ということで、実に安直な薄っぺらな音楽!
回想シーンの音楽(最終稿)
by Schweizer_Musik | 2007-01-29 00:36 | 授業のための覚え書き