カテゴリ:日々の出来事( 1128 )
東日本大震災に寄せて
以前、大阪、河内長野で行ったコンサートで、フルートを吹いて下さった久保田さんからのご依頼で、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのための三重奏曲を作ることとなり、昨日はその第4楽章を、そして今日は第3楽章を書き上げ、久保田さんにお送りしたところです。
東日本大震災のチャリティー・コンサートでやるとのことですが、どこでやるのかなど、伺わないままにご依頼を受けて書き始めてしまいました(笑)。
久保田さんも、阪神淡路大震災で被災され、深い思いをこのコンサートに寄せておられるようで、私もそれにお応えしたいと、今は強く思っています。
東日本大震災と言えば、もうあの大津波の映像が頭から離れません。恐ろしい体験をし、親しい人を失った方、まだ家に帰れない人、たくさんいる中、今からもこうして寄り添っていくことが大切なのだと私は思うので、今、一生懸命楽譜を書いています。
震災直後は、多くの人が震災に寄せて音楽を書いたりされていました。立派な方々のチャリティーなど、頭が下がるばかりでした。私もと思わないでもなかったのですが、私ごときでは震災を売名に使っているような印象を持たれそうで(そうではないのでしょうが、聞いたこともない作曲家の震災復興を願う曲が、やたらとありました)少し距離を取ってきました。
とはいえ、震災を音楽にするなどというのは、私にはとても出来ません。いつもどおりの作曲を一生懸命するだけです。ただ、山育ちで、郷里をイメージしてばかり曲を書いてきた私が、はじめて「海」をテーマに曲を書きます。これが、ちょっとした私の挑戦であり、大変なところでもあります(笑)。
とにもかくにも、震災から何年か経って、ようやくこうしたイベントに素直に応じられるようになった気がいたします。

曲は第1と第2楽章はまだですが、フィナーレからさかのぼるように作曲しているので、全体像が自分の中で常に明確なのが良いようで、早く書けています。今日は第2曲のタンゴに挑む予定です。何曲かタンゴは書いていますが、今回ははたしてどうなりますか?もうPIAZZOLLA風にならないようにしたいのですが、これがなかなか難しいのです。それだけピアソラの音楽は私の心を捉えて離さない魅力をもっているようです。
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by Schweizer_Musik | 2014-11-01 06:22 | 日々の出来事
今日は…
今日は学校の試験日最終日。授業科目の試験で、来週からは実技科目の試験がはじまります。私はそちらは出ませんので、次に学校へと行くのは10月になります。
それにしても、試験日と言っても、私の場合はほとんど全てが作品の提出となっています。そして試験日はそれをほぼ強制的に…(笑)仕上げて提出させる日となるわけで、試験日はいつも大変です。
最終日は、更に報告書と採点、そしてその点数のコンピューターへの入力などがあり、間違いがあっては大変ですから、見直したりして時間をかけてそれを行います。おかげでとても疲れるわけでして、今日はその後に打ち合わせと称する飲みがあったから、つい、食べ過ぎてしまいました。
今日から試験休みです。またちょっと急ぎの学生の作品の添削があるのですが、まぁ、時間はタップリあるので、明日は完全休養にあてるつもりです。
by Schweizer_Musik | 2014-09-20 01:27 | 日々の出来事
追悼、諸井 誠先生…
大阪芸大の作曲専攻の教授として、母校の黎明期にその土台を築いた諸井 誠先生が亡くなられました。
彩の国の初代館長として活躍されていた頃、横山幸雄さんのベートーヴェンのソナタのシリーズをプロデュースされていて、その時にお目にかかった際は、大変お元気で、色々な企画をお話されていたことを思い出します。
最後にお目にかかったのは、数年前の東京シンフォニエッタのコンサートでした。
いつまでもお元気でいて下されば…と思っておりましたが、実に残念なことにあの世へと旅立たれたそうで、ただただ、先生の業績の偉大さを思い、ご冥福をお祈りするばかりです。
by Schweizer_Musik | 2013-09-02 19:56 | 日々の出来事
松田聖子のSweet memoriesを聞く
何十年振り…なんてことはないけれど、聞いてみた。サントリー・ビールのCMで流れていたバージョンである。新婚当時にこのEP盤を買って持っていた。懐かしいなぁと思うが、それとはCMバージョンの録音はちょっと違っていて、こちらは LOVE BALLADE(SONY/32DH 545)というアルバムに入っていた方である。
作曲者の大村雅朗氏は、もう15年も前に若くして亡くなられてしまった。あのニュースはちょっとショッキングだった。
この曲が出たのは、たしか1983年頃のことだったと思う。
ヤマハで仕事をさせていただいていた頃のことである。会議でよく「情報発信基地」なんていう言葉が飛び交っていた。きっとネット時代がなどというところまでは考えていなかったとは思うが、情報時代へと、時代が移っていることだけは、誰もが感じ始めていた頃である。
数年経って私もコンピューターを手に入れて、色々なことに使い始めた。そんな時代を彩ったのがこの曲だったような気がしている。

かつて持っていたEP盤の方は、「赤いスイートピー」がA面で、この曲がB面に入っていた。まだレコードが一般的だった時代のことである。すでにCDも売られはじめていたと記憶しているけれど、まだ共存していたように思う。
あれからもう30年…。
LPにとってかわったCDもすでに終焉の時代を迎えている。LP登場から30年でメディアはCD時代へと移ったけれど、CD時代も30年近く経って新しいメディア(ネット)へとその王座を明け渡そうとしている。(いやもう明け渡したか…)
しかし、新しいメディアは、そのネットの中で新たな付加価値を持ち得ず、埋没気味ではないだろうか?音楽業界は深い不況の中で喘いでいるけれど、新しい時代はどんなものになるのだろう。

ネットが主導権を持ったことだけは間違いない。ネットには何でもあるけれど、玉石混淆…。
なんということはない、ただ思い出したこと、思いついたことをダラダラと書き綴ってみた。

写真はルガーノ湖のガンドリア。
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by Schweizer_Musik | 2012-02-23 01:04 | 日々の出来事
これからは…
これからは、ブログでは音楽を聞いた感想をたまに書く程度にし、基本的に私が学校で行っている授業の補完的役割をさせることにしようと思います。
したがって、長年ご愛顧いただきましたが、フェイス・ブックの方で書くことにし、こちらの更新は減らそうと思いますので、よろしくお願いいたします。
匿名で悪意を剥き出しにしてこき下ろ(しているつもり)の人のコメントを見ないようにしましたが、見て下さる方が皆そうした人たちばかりではないのはよく分かっていますが、やはりウンザリさせられたことが発端でした。
チンピラと同じで、その人たちは、内容について議論するというレベルではなく、ただ言い方が気にくわないと言って言いがかりをつけて来ているだけなので、相手をするレベルではなかったと考えています。
数ヶ月前、作曲家のリヒターを物故した指揮者と間違ってTBを立て続けに打ってきた人が出た時から、これが巻き起こりました。酷い日は1日に2つほどありましたが、間欠泉のように悪意だけで来るのに、ちょっと精神的に追い詰められるような気分でした。
最近、新しい設定となって、このブログを毎日1000近い方が見て下さっているということを知りました。
驚くと同時に、なかなか止められなくなったなぁと思いつつも、こうした匿名でのコメントというブログの形態そのものが、そろそろ終焉の時代に近づいていることを、私も認めないわけにはいかなくなってきたところでもあります。

匿名故に、悪意が一人歩きして、ネット上を徘徊していて、ご自分もその一人になっていることに気がつかないとしたら、残念なことですが、それもそうした方々の生き方なのでありましょう。
私は関わりを持ちたくはありませんので、退散します。
CDを聞いた感想はこれからも書いていきますが、これは、自分の聞いた音楽を記録していく、自分のための修行のようなもので、これからもやって行きます。こうして感想を書こうとして聞くと、細部まで意識的に聞く習慣がつくので、やはり良い練習になるのです。
無論これは別に評論ではないので(私の書いているものが「評論家を気取っている」と言う人がいて、驚きましたが…爆)、これからも同様に色々と思ったことを一方通行で書いて参ります。
何かありましたら、実名にて、フェイス・ブックの方でどうぞ。
美しいヴァイスのリュート・ソナタを聞きながら…。

写真は、私の郷里の里山の風景を。
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by Schweizer_Musik | 2012-02-13 23:00 | 日々の出来事
謹告
コメントは一切受け付けないという設定にいたしました。こんなに簡単に設定できるとは知りませんでした。(私があまりに知らなすぎるだけでしょうが…)コメントが悪意のあるものばかりになり、私が趣味でやっている(ついでに仕事の連絡もしている)ブログでは、コメントやTBの必要はないと判断することになりました。
内容についての批判ならともかく、そうではなく、ただ表面的なこと、言い回しなどに突っかかってきたりしていたものが、最近は一言のみの、出す意味もないただの落書き程度のものへと変化してきて、「愚かな…」と思ってつい消してしまい、後でそのまま出せば良かったと後悔したりしています。
出せば良いと思いながらもつい頭に来て消してしまうのですが、そうした細々としたことが、それ自体はなんということはないのですが、精神的に疲れさせることは事実で、しばらく仕事のやる気がなくなってしまうという反動まで来してしまっているのが現状です。
気にくわなければ来なければ良いと思っていたのですが、そうではなく、悪意を助長させることとなってしまったのは、私の不徳といたすところです。
日々多くの方がお越し下さることに感謝しつつも、このツールは一方通行のツールとして残させていただくことといたします。
またいただいたコメントが、表示されなくなってしまったのは返す返すも残念に思いますし、申し訳なく存じます。
ただ、サーバーには残っており、いつの日か、このブログも更にマイナーで誰にも相手にされなくなった頃に、またコメントを受け付けられるようにして、表示できるようになりたいと思っております。
最近、ちょくちょく見て、なるほどと感心したりするブログなどでもこうしたところが増えて来ており、そういう時代なのかなぁと思ったりし始めています。
残念ですが、皆様のご了解をよろしくお願いいたします。
by Schweizer_Musik | 2012-02-13 18:16 | 日々の出来事
昨日は…
昨日は1日、学生の提出作品とつきあい、コンバス奏者のK先生と写譜屋のN君といつもの飲み屋で散々くだを巻き、日付変更線を越えての帰還と相成った。
普段は滅多にしない、音楽論のようなものを熱く語るという醜態をさらけ出してしまった。付き合って下さったお二人に心から感謝。ちょっと溜まっていたものをはき出して、私は開放感に酔いしれていたが…、聞いて下さった方は、困惑されていたことだろう。ふとスイッチが入ってしまったみたいで、申し訳ないことだった。
今日から学生作品の添削が始まる。今年はちょいと大量なので、頑張らねば…と思っているが、それとともに我が校のシラバスも書かなくてはならない。こちらの方は月曜には届けなくてはならないので、少し大変である。
今年から授業回数が減り、時間が少し長くなるので、今までのシラバスは使えないことになるから、去年と同じというのはダメで、しっかりと書き直さなくてはならない。
無伴奏ヴァイオリンの校正譜が水曜に届き、昨日、N君にチェックした楽譜を手渡した。来週の水曜には第二次校正の譜面が届くことだろう。良い楽譜が出来ることに至極満足している。

写真は引き続きヴァーレンシュタットの町からの風景。
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by Schweizer_Musik | 2012-02-11 07:13 | 日々の出来事
外大のシラバスが完成する
色々あって、中断したりして、のびのびになっていたシラバスの執筆が終わった。計画はかなり細かくたてたつもりだが、相手のあることなので、多少の伸び縮みはあるものとして、大雑把なところはわかるようにしておいた。
国民楽派以降はここには書いていないが、ともかく一応こんな感じかなぁというところは出来た…気になっている。
シラバスは、外大のサイトへ直接我が家のコンピューターから入稿できるので、大変助かる。我が校のものはまだ何も言ってこないけれど、大丈夫かなあ…。変化がないということなのだろうが。
昨日は、出版の最終的な打ち合わせも出来たし、懸案だったものは全て終わりそうだ。後は編曲のみである。まだ大作がいくつか残っている。頑張らねば…。

写真は古い写真のスキャンで恐縮だが、ヨーロッパ最高峰のモンブラン。スイスとフランスの国境のダム湖であるエモッソン湖から撮った一枚。ここに行ってからもう20年近くが経った…。月日の経つのは早いものだ。こんなことを書くと歳とった証なのだそうだが、そうなのだから仕方がない。つい最近のような気でいたのだけれど…(笑)。
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19:40 追記
先ほど、外大のシラバス登録のページから、作成したシラバスの登録を終えた。大したことではないのだけれど、少しだけホッとしている…(笑)。
by Schweizer_Musik | 2012-02-07 15:37 | 日々の出来事
今日はおしまい…
今日はもうおしまい。前半戦でかなり根を詰めて仕事をした。コメントに対するレスを書いていて、いつの間にか長くなってしまい、それが2時間ほどあって、その後、無伴奏というわりあいで仕事をした。明日には、外大のシラバスをやってしまわないといけないだろうし、あれやこれやとやることはある。こうしてやらなくてはならないことを数え上げているだけで、ちょっとウンザリしてくるのだけれど、とりあえず今日はおしまいにしよう。
昨日、アマゾンに注文したマクファーレンの歌劇「ロビン・フッド」が夕方届いた。この快適さに慣れてしまうと、もうCDショップというものが、無くなりつつあるのも時代の流れとして当然という気がしてくる。
数年前、私も大変お世話になった某楽器店がCDの販売にシフトしていたために、会社更生法の適用を受けてなんとか再建するという出来事があった。その時、会社の建て直しに陣頭指揮をとられた社長さんが、おそらくは過労の末に意志半ばにて亡くなられるという悲劇を思い出してしまった。
あれからもう何年たったのだろう。今思えば、まだCDが今よりも力があったと思うのだが、今ではその多くがダウンロードで販売され、自分もそうしたものを利用しているし、その便利さも実感しているところで、更にダウンロードでは手に入らないCDや楽譜もほとんどを通販かオークションで手に入れるようになってしまい、ショップには滅多に行かなくなってしまった。とうとう1年近く、CDショップには足を踏み入れていないし、楽譜屋は2年ほど行っていない。楽譜は海外のサイトで購入するし、日本版しかないものでも、たいていアマゾンなどで手に入るからだ。
流通の形が全く変わってしまったのである。これに乗り遅れたショップは、淘汰されることになるのではと思う。昔懐かしいレコード屋に、いそいそと通った日を懐かしく思い出す。帰りの道すがら、レコードの解説を読んで、手に入れたことの喜びを味わい、家に帰ってそれを聞き、また感動する。こんな体験は、もう出来ないのだ…。
ほとんど引きこもり状態でも、充分快適に過ごせる時代となったのである。この時代に生き残るのはもうショップではなさそうだ。

写真はアールガウ、アーラウの町。
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by Schweizer_Musik | 2012-02-05 20:53 | 日々の出来事
今朝は…
朝から、更に無伴奏の手直し。終わったはずの出版校正に新たに一つ、私の書いていないナチュラルが入り、それで印刷に回ると間違いが入るというので、今朝はイライラしながらカワイ出版にファックスを送る。間に合ってくれると良いが、この新しい楽譜が送られて来たのは昨日。土日は休みということで、月曜には結果がでるだろう。何故わざわざシャープを書いてあったのにそれを「トル」と書いてあるのか、不可解である。
それが終わって、レッスンをし、午前の仕事が終わる。
午後も無伴奏にかかろう。これを早く仕上げないと、リヒャルト・シュトラウスの編曲がはじめられない…。

写真はバーゼルの電停。
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by Schweizer_Musik | 2012-02-04 12:33 | 日々の出来事