<   2007年 12月 ( 35 )   > この月の画像一覧
エロルドの交響曲を聴いて色々と考えたこと…
年賀状を出してきた。12月30日の投函というのはこの数年で一番早い…(なんと情けない…)。
しかし、次第に年賀状を出すのも少なくなってきた。最近はメールが大半を占めるようになり、わざわざ出すのもどうか…なんて思うようになってしまった。時代の移り変わりである。
今日はアレンジを諦めて、一日年賀状作りや買い物などで過ごしてしまう。こんなことではいけないのだが、仕方ない。明日がんばることにして、面白い音源はないかとナクソスを徘徊して過ごす。
で、見つけたのがエロルドの序曲と交響曲集。
エロルドと言えば、「リーズの結婚」と歌劇「ザンパ」序曲くらいしか知らない私であるから、この交響曲というのは興味を惹かれた。ベルリオーズより前にフランスで交響曲を書いている人がいたということ自体、私には発見であった。
1813年に書かれた第1番、1815年に書かれた第2番は22才、24才のエロルドの作品で、第1番はローマ大賞の提出作品として書かれたものだそうだ。
正直言って、交響曲2作、特に第1番は習作に過ぎないと言ってもよいだろう。確かに良いところもあるけれど、展開が陳腐な繰り返しで埋められていて、聞くのを止めようかとも思ったが、メロディー作りには才があるようで、ふと耳をそばだてる部分もある。これが後年の「ザンパ」などの歌劇へ結びついていくのかも知れないが、私は彼の歌劇もまともに聞いたことがないのだから、これ以上彼について論ずる資格はない。
まぁ、音楽史の中で私には空白地帯となってしまっているところを少し埋めることが出来たという程度であるけれど、こうしたことがたやすく出来る時代にあることを心から感謝を捧げなくてはならない。
とにもかくにも、ナクソス・ミュージック・ライブラリーは私の生活を大きく変えてしまった。
一番変わったのは、ここの音楽事典で調べるか、Wikiで調べればたいていのことは事足りることで、音楽書の購入が大きく減ったことであろう。
楽譜も国内で買うことが極端に減った。まれに買うことはあっても、多くはネットで購入することが増え、Sheet MusicやAMAZONで検索をかけると、必要なものが大体手に入るようになった。
ショップで手にとって確認して購入というのとは違うので、時にはこんなものだったのと思うことも無いとは言えないけれど…。

来年もこの調子で変化は確実に進んで行くのだろう。音楽書などのショップ、あるいはCDショップは、時代の流れの中で確実に淘汰されていくのではないだろうか?
音楽ソフトのパッケージと流通が大きく変わっていくのではないだろうか?

変化に対して拒否感を持っても仕方がない。あるがままに受け入れ、それをうまく自分の生き方に活かしていくことだろう。

エロルドから随分かけ離れた話になってしまった。
ハウシルト指揮スイス・イタリア語放送管弦楽団の演奏はとても堅実で良いものだと思うが、最初に置かれた「ザンパ」と晩年の作品である歌劇「クレルクの草原」序曲の魅力に対して、若書きの交響曲は、才能ある若い音楽家の勉強の成果として評価するが、お金をとって聞かせるものとは残念ながら思われなかった。
それでも興味深い録音を聞かせてくれたことにDynamicレーベルに敬意を表すべきだと思う。
by Schweizer_Musik | 2007-12-30 23:36 | ナクソスのHPで聞いた録音
ニューイヤー・コンサートが待ち遠しい…
ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートが迫ってきた。ということは今年ももう終わりというわけで、さっき壊れたプリンターの替わりにと、新しいプリンターを買いに出かけた帰り、商店街で正月用の買い物を少ししようと思ったけれど、いくら小さいとは言え、プリンターを持ってウロウロできるような状態ではない混雑ぶりに怖れをなして、いそいそと帰ってきた次第。
今、新しいプリンターで年賀状の印刷をしつつ、今年一年を様々に思い返してみるが、それなりに充実した一年だったと思う。アレンジの仕事を年末にまとめてしまったために、休みがとてつもなく忙しくなってしまったけれど、それはそれでまた楽し…である。
ニューイヤー・コンサートは初のフランス人指揮者でジョルジュ・プレートルが指揮台に立つ。1960年代にEMIに素晴らしい録音を残しているものの、1970年代以降メジャー・レーベルに登場することがめっきり減ってしまったものの、放送録音などで聞く彼の指揮は、私の好みに合うもので、最近はスカパー!などでちょいちょいとその指揮姿を見ていたところである。
しかし、ジョルジュ・プレートルという話は今年のはじめに聞いたのだが、とても意外に思いつつも、良い人選だなぁと思った。
かつて、欧米のメジャーオーケストラの音楽監督の人事は、いくつかのメジャー・レーベルの意向も大きな影響を持っていたと聞いたことがある。そのままレコード、CDの売り上げに影響するからなのだそうだけれど、さもありなんと思いつつ聞いていたけれど、メジャー・レーベルと契約していない指揮者にも実力者がいて、良い演奏を聞かせることもまた事実で、そうした奥深さが面白いと私などは思っているのだけれど、プレートルやペーター・マークなどはそういう隠れた巨匠の代表格で、そのプレートルが、スター指揮者たちと同じ舞台に立つということがとても興味深いことに思われる。
フランス人だから、ジョルジュ・オーリックなども入れたらいいのにと思ったけれど、やはり、シュトラウス・ファミリーの音楽が中心となるようで、一曲だけシュトラウスの手になる「天国と地獄」カドリーユが演奏曲目の中で異彩を放っている。
フランス人だから…というのもおかしな話で、オッフェンバックはドイツ人でフランスで活躍した作曲家である。
こんなことを言い出せば、本場物などという言葉が、どれだけ曖昧で意味不明のままに使われているかわかる。
フランス人だからドビュッシーが上手いというのと同じ論法…。ならば日本人は西洋の音楽をやる意味はどこにあるのだろうか?
どうでも良いような話を書き連ねてしまった。要するに現在、一生懸命新しく買ってきたプリンターが新しいコンピューターの指示に従って年賀状を印刷してくれているので、その暇つぶしというわけで、失礼しました…。
そろそろ終わりそうだ。
by Schweizer_Musik | 2007-12-30 16:41 | 日々の出来事
今朝はどうにも…
昨日、少し深追いしてアレンジをしてしまい、結局7時頃まで寝てしまった私は、テレビの前の私の仕事場(こんなところを仕事場にしているのかそもそも間違いの元なのだが…)を娘が見る「ゴクセン」に占領されてしまい、朝は全く仕事にならない。
見ていたが、昔の青春学園ものと内容が全く同じで、その主人公が男性教師から女性に変わり、その実家が極道という設定へとひねりを加えただけで、中身の薄さは全く変わらず、ヒットしたから私のような者がとやかく言うものではないけれど、作品の陳腐さはこの歳になると目を覆うばかりだった(笑)。
そんなことを思いながらも、中学の頃はこんな物語を夢中になって見ていたのだなぁとほろ苦く感じた。
しかし、何とかならんものか、こんなものを朝から放送されては仕事にならぬ…。娘が学校に行っている時に再放送するとか、深夜枠でやるとか…してほしい(泣)。
音楽は大島ミチルさんだった。彼女の音楽はいつ聞いてもさすがに丁寧な作りで、センスの素晴らしさは超一級品だ。
まぁ、音楽以外は何もない…。設定その他に私は「古さ」と中身の「陳腐さ」に歳のせいかついて行けなかった。
しかたがないので年賀状を作ろうとしたらソフトが動かない。ああコンピューターを新しくしたのだった…。いやいや踏んだり蹴ったりである。
by Schweizer_Musik | 2007-12-30 10:54 | 日々の出来事
冬休みのお仕事、3曲目…
今日は次のアレンジに取りかかる。懸案であったリヒャルト・シュトラウス7枚のヴェールの踊りである。
空のスコアを作るのに少し時間がかかったが、なんとかとりかかり、冒頭から30小節あまり書き上げた。
何だか打楽器アンサンブルの曲をまだやっているかのような錯覚を憶えるほど、打楽器の量が多く、打楽器奏者6人分もスコアに書くこととなる。ハープは二人。久しぶりの30段スコアとなる。
明日もがんばろう!
by Schweizer_Musik | 2007-12-29 19:27 | 日々の出来事
冬の夜の慰めに (21) ピアソラのオビリヴィオン
私はピアソラがとても好きで、よく聞いたものであるが、今日、娘や女房がフィギュア・スケートを見ていると、村主さんが、ピアソラのオビリヴィオンを使っていたのを聞き、つい聞いてみたくなった。
1984年のミラノで録音したその音楽は、とても甘く、そして厳しい孤独に彩られているのだけれど、今も簡単に手にはいるのかどうかは分からない。
でも、ナクソスにそれがあるので、聞くことができる。
アレンジものと一緒なので、アレンジされているのかと思ったら、原曲のスコアを使用しているようで、嬉しくなった。
James Crabbという人がアコーディオンを演奏しているが、これはbandoneonではなく、クラシック・アコーディオンである点と、弦楽オーケストラが原曲よりかなり大人数に聞こえる点が違うところだろう。
というより、PIAZZOLLAの自演盤の弦はあまり上手くないので、やはりこっちの方が良いかなとも思った。
とは言え、バンドネオンの反応の良い響きに対して、いささかエッジが緩いのだけれど、これはこれでなかなか良い感じである。
村主さんはどの演奏を使っていたのか、よく分からなかったけれど、冬の物寂しさとどこか通じるような気がした。
いかが?

追記
オビリヴィオンってどういう意味って聞かれたので、うろ憶えで申し訳ないけれど、確か「忘れる」とか「忘却」ではなかったか…。はっきりしなかったので誤魔化していた…。
年忘れの時期に…(笑)…ちょっと雰囲気が違うかなぁ…。

更に追記
オビリヴィオンでした。コンピューターのデータにはちゃんとオビリヴィオンと入れていたのに私の写し間違いでした…。
ATOKの漢字入力のサポートって間違ったまま憶えると失敗しますねぇ…。よく見直すべきでした。
訂正してお詫びいたします。
by Schweizer_Musik | 2007-12-29 00:17 | (新)冬の夜の慰めに…
次の仕事の下調べ…
朝からアレンジの仕上げをして、パート譜を作り、プリント・アウトした。で、さっき、スコアとパート譜を依頼者に郵送し、一仕事終わる。明日からはサロメにかかる予定で、これからその下準備である。
まっ、その前に一仕事終えた祝杯をあげた。まだ茗荷と大葉が残っているので、家の前の大型冷蔵庫じゃなかった、スーパーで29円の豆腐を買ってきて、冷や奴で二合ほどいただく。
ついで蕎麦を湯がいてざるそばをいただく。
今日はのんびりとした午後となった。
それでも朝は結構忙しかった。家族がでかけたことも知らずに、楽譜を作っていたわけで、ふと気がつくと家に一人だった(笑)。
さて、スコアをながめながら、サロメを聞いて今日は過ごす予定。7枚のヴェールの踊り…。のんびり聞くにはちょっと妖艶過ぎるか…。演奏は?…やっぱりカラヤンかなぁ。
by Schweizer_Musik | 2007-12-28 14:52 | 日々の出来事
トリッチ・トラッチ…をはじめた…
サックスのアレンジの催促が来た。段取りとして今週にはとりかかる予定だったのだが、パーカッションのアレンジが急ぎで入ったので、後回しにしていたら、確認が入る。
私は何ヶ月か前に一月に渡すと確認してあったので、その旨を言って納得してもらう。
しかし、一気に酔いがとんでしまい、結局一眠りして夕方からとりかかる。
簡単な作りの曲だけに、楽勝ペースで進み、あと20小節ほどで終わってしまいそうだ。
楽勝ペースだということが分かったので、今日はこのあたりで終わっておこう。深追いしてもロクなアイデアはうかばない。
by Schweizer_Musik | 2007-12-27 23:07 | 日々の出来事
シャリーノの「アスペレン組曲 」を聞く
20世紀後半のヨーロッパで重要な作曲家をあげよと言われても、評価の定まっていない音楽をあげるのはかなりの勇気を要する。
それでもイタリアの作曲家サルヴァトーレ・シャリーノのあげるのはやぶさかではない。緊張感のある意欲に満ちた作品は強烈な印象をあたえる。
代表作は「アルポクラテスの印象」という大作から「アスペレン組曲 」など、1970年代後半に発表された諸作があげられるが、それらの作品で到達した地平から未だ大きく飛躍しているとは思えない。様々な試みは行っているけれども…。
これはシャリーノの創造性の枯渇というよりも、はじめからあまりに高い完成度に到達してしまい、それ以上の地平が見えてこないと言うべきなのではないかと思う。
今日の午後、1979年に書かれたという「アスペレン組曲 」を聞きながら、その独特の弦の扱いなどに心動かされ、彼の到達したもののあまりの高みに畏怖すら感じた。
とても面白い音、サウンドを持っていて、ちょっと聞けばシャリーノとわかる個性を持っている。これはとてもとても凄いことなのだ。
私には真似できるようなものでもないし、真似したところで何の意味もないことであるが、この個性は面白い。
フルートの扱いもとても変わっている。
歌とソリスティックな室内アンサンブルによる組曲ということで、サルヴァトーレ・シャリーノ風の「ピエロ・リュネール」と言ってよかろう。

ARTS/47591-2
by Schweizer_Musik | 2007-12-27 19:30 | CD試聴記
今日は終了…
スコアの仕上げとパート譜の制作(フィナーレというソフトを使っているので、手書きのような手間はなくとも、意外に大変!)を行い、さきほど頼んだ本人に連絡した。
続いてTritsch-Tratsch-Plokaにとりかかるつもりであったが、一曲終わった祝杯をあげてしまい。今日はもうおしまい。
先日、買ってきたミョウガと大葉を刻んで、鰹の酒盗を大さじ3と一緒にして叩きにして、そこにみりんと鰹出汁を加えて冷や奴のためのトッピングを作り、安い豆腐を買ってきて、ぬる燗を二合ほどで頂く。
豆腐はなんと29円!家の前のスーパーで売っているのだが、昼過ぎには売り切れてしまうことも多い。でも何と言っても地の利である。まぁ我が家には特別製の冷蔵庫が設置されているようなもので、さっき出かけて買って来た。
で、さっと豆腐のトッピングを作り、二合ほど頂く。この酒も安いもので、2リットルの紙パック(昔はブランド志向だったので見向きもしなかったけれど)がなんと698円!
これを軽く湯煎すれば完璧なものとなる。さすがに冷酒では飲めた代物ではないが、ぬる燗にすると、酒の欠点がうまく消えて、美味しく飲める。おかげで、酒代がずいぶん減った(笑…嘘です)
というわけで、お昼のニュースの前に、今日は終了!でも5時から仕事をしているのだから、まぁ良い加減充実感がある。
良い天気だから、これからカーテンをあけて昼寝をする。お仕事の方、ごめんなさいね。
by Schweizer_Musik | 2007-12-27 12:01 | 日々の出来事
一曲終わる。
懸案のアレンジ、1曲目の「春の声」の音だけ書き終わる。アーティキュレーションやディナーミクはこれから…。ちょっと面倒なので今日はこのくらいにしておこう。

この冬休みはひたすらアレンジの日々である。まず一曲の目処がついたところで、2曲目の「トリッチ・トラッチ…」にとりかかることになるが、まぁ全ては明日…である。
350小節足らずだが、一日かかってしまったのは、私が少々サボったせいで、もう少し集中していれば、午前中に仕上がっていたはずなのだが。
とりあえず、今日はこれで終わり。
by Schweizer_Musik | 2007-12-26 21:55 | 日々の出来事