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フンメルのバレエ音楽を聞く
作曲者 : HUMMEL, Johann Nepomuk 1778-1837 独
曲名  : バレエ組曲「ミュティレネのサッフォー」Op.68 (1812)
演奏者 : ハワード・シェリー指揮 ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
このアルバムは こちら

昨日は一日作曲。結局それで終わったが、ちょっとスランプ気味で、なかなか納得できないままに時間だけが過ぎていくようで、焦って仕事をしていた。
今朝も楽譜の仕上げなどをやって、ようやく人心地ついたところだ。
で、聞いていたのはフンメルのバレエ音楽。
古典派の時代の音楽って意外に知られていない、というか、私もこの時代の音楽については情けないほど無知である。ベートーヴェンやモーツァルト、あるいはハイドンならちょっとは知っているつもりだけれど、ロマン派の時代の入り口にあった古典期の作曲家たちはこれらのとんでもない巨匠たちのあまりに大きな存在の前に、隠れた存在にしてしまった。
バレエ音楽も一世代以上前のリュリなどのフランスの巨匠たちか、アダンなどの更に時代を下ってロマン派の時代のはじめに書かれた作品群になってしまい、こうして聞きながら、ああそう言えばベートーヴェンにもバレエ音楽があったっけと思い出す始末なのだ。
だから、この古典期の端正なスタイルで書かれた、伸びやかなメロディーの魅力を持つバレエ音楽を聞くと、新鮮に感じてしまう。
またワルツ集も収録されているけれど、シューベルトの膨大なワルツ集を思い出しつつ、この分野でも彼は大家だったことがわかる。
ヨーゼフ・ランナーなどが活躍をはじめる前の頃の初期のワルツ集が、こんなにも魅力的だとは!!シューベルトのピアノ曲も含めて、ラヴェルが好んだこともよくわかる。
古典音楽が好きな方ならぜひお聞きになってみられては…?さて仕事をしよう。
by Schweizer_Musik | 2008-11-30 10:08 | ナクソスのHPで聞いた録音
バルヒェットが弾くバッハのヴァイオリン・ソナタ ヘ短調
作曲者 : BACH, Johann Sebastian 1685-1750 独
曲名  : ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ヘ短調 BWV 1018
演奏者 : ラインホルト・バルヒェット(vn),ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cemb)
CD番号 : ERATO/WPCC-3351〜2

今もこれが手にはいるのかは分からないけれど、バルヒェットのこの演奏で聞いた時、不覚にも涙が出てしまった。こんなに深い嘆きがあるのだろうか…。演奏ノイズも大きく、集中しているとチェンバロの演奏ノイズらしき音が盛大に聞こえるけれど…、いつしかそんなことは忘れて音楽に没頭してしまう。
この演奏を聞いて、私にとってバルヒェットはあのアドルフ・ブッシュに匹敵するヴァイオリニストであったと確信するに至ったのである。
LP時代に聞いたのがはじめで、CD時代に入ってなかなか出てこず、ようやく再発に至った時、真っ先にCD屋に走ったものである。売り切れを恐れたのではなく、ただただ早く聞きたい一心だった。
そして、今もってこれが私のバッハのソナタの録音では最高の演奏であり続けている。
第1楽章を聞いて、今日も涙が出そうになった。悲しみが単なる感傷でなく、厳しさと深さに裏付けられた時に本当の普遍的な芸術に昇華するのだ。
長大な第1楽章(なんと9分もかかる!!)の後、Allegroの第2楽章の烈しさは、ベートーヴェンなどとは全く異なるものの、バルヒェットのよく歌うヴァイオリンと反応の良いラクロワのチェンバロの素晴らしい二重奏に心が躍る!!あっという間の三分あまりの後、ヴァイオリンが和音を担当しチェンバロがラインを作るというこの時代としては意表をつく音楽を、二人が鮮やかに演じるのを聞き、終楽章の半音階の幻想的な音楽を味わう。
この曲はヴァイオリンとチェンバロのための小さな受難曲なのだ。あれほど巨大ではないけれど、聞き終えてもう一度アンコールを今機械に命じたところである。朝から少々不健康な音楽ではあるけれど、私は深く深く味わい尽くす心境である。
彼らのバッハの協奏曲を聞いて、この録音を聞くことにしたのだけれど、おかげで充実した土曜の朝となった。
まだ聞いたことがないという人は、このCDをみかけたなら絶対「買い」ですよ!!
by Schweizer_Musik | 2008-11-29 10:10 | CD試聴記
バルヒェットの弾くバッハのヴァイオリン協奏曲
作曲者 : BACH, Johann Sebastian 1685-1750 独
曲名  : 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
演奏者 : ラインホルト・バルヒェット(vn), グイド・ヴァン・デア・ミューレン(vn), フリードリヒ・ティーレガンド指揮 南西ドイツ室内管弦楽団
CD番号 : DENON/COCQ-84445

初期のシュトゥットガルト室内管弦楽団でソロを弾いていた名手ラインホルト・バルヒェットの録音が何枚か出ていたので先日、学校の帰りに購入した。
現在ではヴァイオリンの系譜として希少ではないだろうか?ドイツに学び、ドイツで活躍したヴァイオリニストで、ローカルな活動に留まったとは言え、耳を傾けるべき佳演を数多く残した。
初期のカール・ミュンヒンガーの率いるシュトゥットガルト室内管弦楽団のコンサート・マスターとしてヴィヴァルディの協奏曲でソロを執っていたそうだが、私はこれき聞いたことがない。でも後にレーデル指揮のブランデンブルク協奏曲で彼のソロに接し、その渋い演奏にすっかり魅了されてしまった。
最近、再プレスされたそうで、いつかこれについても書いてみたい。
四重奏団の演奏もいくつか残っているが、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲が二枚ほどこのシリーズで出ているし、エラート・レーベルにランスロなどと共演したモーツァルトのクラリネット五重奏曲を懐かしく思い出される方もおられるのではないだろうか?

骨太のバッハを聴くならばバルヒェットに限るだろう。昨今流行の古楽器風の演奏も決して悪くはないけれど、彼らによるバッハは、私にとってバッハ演奏の原点のようなところがある。
また意外かも知れないが、ヴィヴァルディの四季のソロを三度も録音していて、戦後になって演奏されるようになったこの超有名曲ではあっても、1962年に亡くなった彼が三度も録音しているのはちょっとした驚きでもあり、渋い音(こう言うしか方法がない。華やかで延びのある音とは全く違う、それでいてはまるとなかなか抜け出せなくなるほど魅力的!)のヴィヴァルディもまた下手に崩した演奏ではなく、なんとも味わい深い。
他にベートーヴェンの弦4などもと思うが、脱線しすぎなのでこの辺で。
バッハ好きには特にお薦め!!
by Schweizer_Musik | 2008-11-29 09:33 | CD試聴記
ヒコックス追悼 その3 フンメルのニ短調のミサ曲
作曲者 : HUMMEL, Johann Nepomuk 1778-1837 独
曲名  : ミサ曲 ニ短調 (1805)
演奏者 : リチャード・ヒコックス指揮 コレギウム・ムジクム 90, 室内合唱団, スーザン・グリットン(sop), パメラ・ヘレン・ステファン(m-sop), マーク・パドモア(ten), スティーヴン・ヴァーコー(br)
このアルバムは こちら

有能なピアニストでもあったというフンメルが、モーツァルトのニ短調のピアノ協奏曲のモチーフをもとにキリエを書いたニ短調ミサで、このヒコックス追悼シリーズを終えることにしようと思う。
モーツァルトの影響下からフンメルが出発したことは明らかで、それにロマン派独特の語法が加わり、ショパンなどの音楽に繋がっていく。その橋渡し役としてのフンメルの役割は大変重要なのであるが、トランペット協奏曲が有名なくらいで、後はソナチネ・アルバムで初心者たちが悪戦苦闘させられる程度という認識が一般的なのではないだろうか?
彼のピアノ協奏曲第2番イ短調 Op.85や第3番ロ短調 Op.89などを聞いてみてはいかがだろう。ショパンがこの作品から何を学んだかがよくわかる。オーケストレーションは学ばなかったらしいが(笑)。
ちょっと断線…。

これからも彼の録音を聞くことだろうし、こうした他でなかなか聞くことのできない作品の優れた演奏を数々残してくれたマエストロへの深い感謝を捧げたい。
"コレギウム・ムジクム 90"はあのスタンテイジが主宰するピリオド楽器の団体で、ヒコックスとはヘンデルのメサイアやバッハのロ短調ミサ、あるいはハイドンのロンドン・セットなどをはじめかなりの量の録音を残している。
1980年代、コルボが古楽器の演奏に影響を受け、柔らかな印象からかなり角張った演奏へと方向転換を遂げていったのに対して、ヒコックスはピリオド楽器の奏法に特化することなく、自らの解釈を小編成を生かして実現している点が大きいと思う。
独唱陣は小粒ながらバランスが良いと思う。
クレードを聞く音楽愛好家は、モーツァルトのハ短調の協奏曲を思い出すだろうし、アニュス・デイでドン・ジョバンニの亡霊が隠れているみたいで、ちょっとニヤリとさせられる。
二級品みたいに思ってはいけない。そうしたメロディーがちょっと似ているからといって、この音楽の面白さは減じることなどないのだ。そんなことを言ったらヘンデルやバッハ、ロッシーニやパガニーニなんて二流の作曲家だと言うのと同じだ。
この程度のことなら、彼らの作品にも山のようにある。著作権意識が間違ってこんなところに出て来ているようだ…。昔はもっと自由で音楽の表現はもっと広い世界を飛翔していたのだ。
ヒコックスの見事にコントロールの効いた指揮でこうした作品を聞く楽しみは計り知れない。こうした音楽に光を当ててくれたことに感謝しなくては!
ヒコックスさん、やすらかに!!
by Schweizer_Musik | 2008-11-28 19:59 | ナクソスのHPで聞いた録音
ヒコックス追悼 その2 ブラームスのドイツ・レクイエム
作曲者 : BRAHMS, Johannes 1833-1897 独
曲名  : ドイツ・レクイエム Op.45 (1857-68)
演奏者 : リチャード・ヒコックス指揮 ロンドン交響楽団, 合唱団, フェリシティ・ロット(sop), ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(br)
このアルバムは こちら

この曲は、シュナイト指揮で聞いて以来、封印していたのだけれど、ヒコックスの死に際してそれを解くことにした。
しかしこの美しい音楽に意外なほど良い演奏が少ない。というか、私のこの曲への思い入れが大きすぎるのかも知れないけれど…。
ブラームスにとって大恩人であったシューマンが1856年に亡くなったことを期に書き始められたこの作品は、一時中断していたけれど、最愛の母の逝去が彼にこの作品の作曲を急がせた。
そして、スイスの地でその多くが書かれた。彼が滞在したスイスの村々を歩いた事は、今は楽しく、美しい想い出である。
この作品は、ブラームスの他のどの作品とも違う雰囲気を持っているように思われる。透明感のある音楽。ハーモニーは重厚さよりも清涼さの方に向かっている。
プロテスタントの彼が、ルターのドイツ語聖書から、キリストの復活に関わる文章を注意深くよりのけて、死者の魂の浄化に焦点を絞って書いたことにもよるのだろうか?
また、この作品は教会での典礼のためには書かれていないことも指摘しておかなくてはならない。あくまでも演奏会用の作品なのである。
また、第2楽章は交響曲になりそこなったもので、彼の試行錯誤がどれほどのものだったかがよくわかる。
ヒコックスの演奏は素晴らしい。古いブルーノ・ワルターの録音でこの曲に出会って後、たくさんの演奏を聞いてきたけれど、ヒコックスの録音はその中でも出色のものだ。独唱もとても良い。
ロットはさすがの美しさである。第5楽章「あなた達も今は不安がある」でのソロは見事というべきで、ハイティンク盤のグンドゥラ・ヤノヴィッツの奇蹟のような歌唱に次ぐものと言って良い。(あれはハイティンクがウィーン・フィルを振ったものとしてはじめてだったような気がするが…どうしてもっと上手いコンセルトヘボウ管で録音しなかったのだろうと今となってはもったいないことをしてしまったものだと思う)。
しかし、歌に関する限り、特にソプラノはすでに盛期を過ぎていたとは言え、ヤノヴィッツの歌唱は最高だと思う。
話が脱線してしまった…。
第3楽章の「主よ、私に教えてください」でのバリトンのディヴィッド・ウィルソン=ジョンソンもとても良いし、ロンドン交響楽団とヒコックスが育て上げた合唱団も大変上質の歌を聞かせている。
そして、この演奏の主役であるヒコックスは全体に柔らかな表現で、この作品に過度な力を加えていないため「あなたの住まいはいかに美しいことか」と歌うこの曲の主旨に沿った表現なのだと思う。
私はシュナイト指揮神奈川フィルの素晴らしい演奏会でこの曲を聞いてしまって以来(もう二年近いけれど…)、封印していたのだが、久しぶりに聞いて、やはりかけがえのない指揮者の一人だったことを痛感!
ご冥福をお祈りします。
by Schweizer_Musik | 2008-11-28 09:21 | ナクソスのHPで聞いた録音
ヒコックス追悼 その1 ロッシーニのスターバト・マーテル
作曲者 : ROSSINI, Gioacchino 1792-1868 伊
曲名  : スターバト・マーテル (1841)
演奏者 : リチャード・ヒコックス指揮 シティ・オブ・ロンドン・シンフォニエッタ, ロンドン交響合唱団, ヘレン・フィールド(sop), デラ・ジョーンズ(mezzo-sop), アーサー・デイヴィス(ten), ロデリック・エール(bs)
このアルバムは こちら

ヒコックスが亡くなった。なんということだ!!トムソン、ハンドリー、そしてヒコックスまで…。
彼の六十才というあまりに早い死に、もう言葉もない。イギリスの音楽界のみならず、世界の音楽界はかけがえのない才能を失った。
彼の膨大なディスコグラフィーをここでつらつら述べ連ねるまでもなく、その大きな大きな業績と、今後更なる円熟を迎えたであろうことに思いを至らせるに違いない。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーの彼の録音のリストはこちら
その多くの録音から、まずロッシーニの「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」を聞いてみてほしいと思う。
私はフェレンツ・フリッチャイのモノ録音以外で、ステレオで録音されたこの作品の演奏としてはケルテスやアバド、グラチス、ルネ・ヤーコブスなどの名演に比肩すべき名盤であると思っている。
特に彼が1971年に創設したシティ・オブ・ロンドン・シンフォニエッタと長年に育て上げたロンドン交響楽団合唱団による演奏であるということで、この演奏の価値は計り知れない。
惜しむらくは、ソリストが今ひとつで、特にテノールのやたら張り上げる声にはちょっと閉口。もっと良いソリストをつけてあげたかったというところである。女声の二人は表現の硬さが幾分感じられ、第3曲の「涙をながさない者があろうか」の二重唱でスタイルの違いが感じられ、とても残念だ。デラ・ジョーンズの音程がふらつくのもちょっと気になる。
しかし、それを雄弁なオーケストラと合唱が補う。この録音の素晴らしさはソリストの不備をオーケストラとコーラスが雄弁にまとめ上げている点であろう。
指揮者の力量の高さを痛感させられる。そして曲がなんとも魅力的である。
ああ、私の教え子たちはついついカッコイイ和音などにはまってしまうことが多いのだけれど、私は和音も選び方もセンスが必要だと思うけれど、旋律の魅力がなくてはどうしようもない。和音が単純でも旋律の魅力があれば、これほどの感動をよぶ音楽が書けるのだ。
ヒコックスはカンタービレの神髄を知っている。この演奏はそうした彼の声楽への理解の深さを痛感させられる一枚である。ああソリストが…。
こんなことはユージン・オーマンディの録音などでも時折出会うことだ。プロデューサーの力不足だと私は思う。
彼のCDについてまだまだ書いておきたいので、これはしばらくシリーズとさせていただこう。次回はブラームスのドイツ・レクイエムの予定。ブリテンの戦争レクイエムはすでに書いたので改めては書かないけれど、シャンドスの録音を中心にとりあげようと思う。(ナクソスで聞けるので)
by Schweizer_Musik | 2008-11-27 12:00 | ナクソスのHPで聞いた録音
昨日も飲み会…
昨日は飲み会であった。美味しいお酒を卒業生たちと飲み、大笑いをし、楽しく過ごす。帰りは結局深夜となる。先日の同窓会から一日あけての飲み会で、ちょっと連続してしまったからか、今朝は風邪気味でちょっと心配。
今日から試験休みである。これが問題で、いつも休みになると風邪をひく。締め切りが来月あたまというものが一つあり、それを終わらせないと…。風邪などひいていられぬ。
何年ぶりかで御茶ノ水のディスク・ユニオンに行って見て回る。情けないほど欲しいものが見あたらない。結局買ったのは三つ(セットものが一つあり)のみで、昔のことを思うとホントに少ないものだった。欲しいものがないのだから仕方がない。
中古でチェリの「秘密の小箱」とサックスのロンデックスのセット物を一つ(三枚組だった)。そして貴志康一のヴァイオリン作品集が新品で、これが3000円であった。しめて六千円あまり。中古の安売りもしていたけれど、欲しいものがどうしても見つけられず断念した。
by Schweizer_Musik | 2008-11-27 07:45 | 日々の出来事
帰ってきました…
久しぶりのと言うより、はじめての同窓会に行ってきた。以前誘ってもらった時は広島に住んでいた頃のことだった。都合がつかず、出席できなかったけれど、今回は何とか参加できてとても良かった。
女房は、転勤族の父について回ったので、こういう同窓会はないようだ。私の場合は、保育園から小学校の6年間は各学年一クラスだったからクラスメイトは全くと言っていいほど変わらなかったので、こういう集まりはまた格別のものがある。
中学になってクラスが別々になり、進路が私だけかなり異なったこともあって、疎遠となっていたが、やはり10年にわたって同じ教室で学んだ友人たちとの再会は、涙が出るほど嬉しいことだった。
今も郷里に住んで、農業をやっている者もいる。羨ましいとは言わないが、私もあの美しい風景の中で暮らせるならば、今すぐにでも帰りたい心境だ。とてもそうはいかないけれど、郷里の紅葉を楽しみながら、ハイキング・コースとしても有名な道を歩いて実家へ帰ってつくづくそう思った。
住んでいると不便なことこの上なしで、大変なのだけれど、こうしてたまに帰って、見て回るだけならば、こんなに故郷を愛していられる(笑)。
私たちの学年は男子に比べ、女子の方がずっと少なかった(ような期がする)。参加した女性陣はみな結婚し、良いお母さんになっていた(ようだ…未確認だけれど…)。しかし、皆、本当に美しく歳をとっていた。これにはちょっと驚いた。
男性陣は女性に比べ、皆それなりの年齢を重ねたと思ったが(笑)、自分のことを考えれば当然。私は太ってしまったことで、大笑いされてしまった。昔は痩せていたのだ。(今の周りにいる人達の誰も信じてくれないが…)
同窓会は13時からはじまって、最終の四次会まで。柄にもなくカラオケで歌い、メチャメチャ飲んだ。結局、23時半に家にたどり着いた。大体10時間飲んでいたのだ(ホントよく飲んだものだ…)。
おかげて今日は少々声が嗄れてしまつたし、朝、大阪を出る頃はアルコールが脱けきれず、新幹線の中で熟睡してしまった。でもそれも楽しい出来事で、今日は一日楽しかった昨日のことを思い出し、反芻していた。
誘っていただき、実に嬉しかった。またいつか、再会の日を楽しみに、仕事に励むこととしよう。
by Schweizer_Musik | 2008-11-25 20:53 | 日々の出来事
今日からしばらく留守にします。
小学校の同窓会で、38年ぶりにかつての同級生たちに会うために、大阪の実家に火曜日まで帰るので、しばらく留守にする。名前は覚えているのだけれど、顔がわかるかなぁ…。心配だ。
ところで昨日の授業で行った木十の課題の作例を載せておく。グリーグの抒情小曲集Op.12の妖精の踊りである。原曲の音はこちら
あくまで例題として作ったので、演奏会にのせるというものならば、繰り返しでの変化をつけるにど、学生諸氏は更に工夫したアレンジを行うべきである。授業の中でサッサと書き上げたものだからとても演奏会には耐えられないけれど、ボイシングなど参考にしてほしい。
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by Schweizer_Musik | 2008-11-22 08:10 | 授業のための覚え書き
カヴァレリア・ルスティカーナを聞く
作曲者 : MASCAGNI, Pietro 1863-1945 伊
曲名  : 歌劇「カヴァレリア・ルスチカーナ」(1889)
演奏者 : トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団, 合唱団(ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ合唱指揮), マリア・カラス(sop/サントットァ), ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(ten/トゥリッドゥ), ローランド・パネライ(br/アルフィオ), アンナ・マリア・カナーリ(m-sop/ローラ), エベ・ティコッツィ(m-sop/ルチア)
このアルバムは こちら

ピエトロ・マスカーニが書いた陰惨なオペラを、ホント久しぶりに聞いた。マリア・カラスとディ・ステファーノという黄金コンビにトゥリオ・セラフィンという鉄板のキャスティングである。オケと合唱はスカラ座である。時は1953年の録音というからマリア・カラス絶頂期に差し掛かった頃。これで演奏が良くなければ逆に事件だ。
インスピレーションに満ちた迫真の演奏とはこういう演奏を言うのだ。全く…言葉もない。凄い!!問題はただモノラルであるということだけで、オーバーソンの復刻は文句なとだし、広くお薦めできる永遠の名盤だ。
もちろん、私如きが今更賞める必要など全くない、オペラ・ファンなら誰もが知る名盤なのだが、これがナクソスで聞けるのだからうれしい限り…。
久しぶりにこり名盤との再会を果たしたというわけである。
トゥリッドゥの「母さん、この葡萄酒は強いね〜母との別れ」を歌うディ・ステファーノには感動。ただ、この録音、どうしてかここから最後まで雑音がのっていて聞くに堪えない…。私はEMIのCDでここからは聞いたが、ぜひ直しておいてほしいと思い、ナクソスにクレームのメールを出したところである。
陰惨な事件のストーリーはとても共感したくないけれど(大体オペラは筋立てをどうのこうの言うのは野暮だとは思う…)、特にこのオペラは苦手で、そう頻繁に聞くことはない。
今回も仕事をしながら聞いていたに過ぎないのだけれど、2〜3分でもう仕事が手につかなくなってしまった。
前半の最後近くで、サントッツァがローラとトゥリッドゥの関係を問われるがままに語ってしまったことを悔いる場面の感情移入の深さを聞けば、マリア・カラスの充実ぶりが痛感させられることであろう。ここからあの有名な間奏曲を経て、前述の母との別れの場面あたりまでが、私のこの作品の最も好きな部分であるが、これ以上の演奏が可能なのか、私には想像すら出来ない。
オペラ好きでこれを聞いていない人なんていないと思うけれど、まだという方にはぜひ!!
by Schweizer_Musik | 2008-11-21 02:07 | ナクソスのHPで聞いた録音