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ヤンソンスの指揮で聞くショスタコーヴィチの交響曲第1番
作曲者 : SHOSTAKOVICH, Dmitry 1906-1975 露
曲名  : 交響曲 第1番 ヘ短調 Op.10 (1925)
演奏者 : マリス・ヤンソンス指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD番号 : EMI/0946 3674342 4

コンピューターが調子が悪く、データの保存などでエラーが続出して困っていた。ソフトのせいだろうかと、インストールし直したりして昨日は一日を費やしてしまったが、今朝、ふとマックのFirst Aidでハード・ディスクの修復をかけると、修復できませんの嵐…。
どうすべきか迷ったものの、朝から、何度も修復を試み、ようやくそれが終わった。すると、うそのように不具合がなくなる。なるほどこれだったのかとまずは一安心。あわてて修理に出さなくて良かったと思う。まぁ、二日、ろくな仕事が出来なかったわけではあるが、作曲は少し進む。明後日からは試験期間である。実技の試験もたのまれたが、すでに仕事を入れていたので、申し訳なかったけれど断った。試験休みを休みとして昨年は過ごしたので、そのパターンで仕事を入れていると、いきなり試験官をと言われて驚いた。だったら去年は何だったのかわからないけれど、昨年より学生が増えたわけでもないのだが…。よほど私の評判が悪かったのかも知れない。だとすれば、ただただ恐縮するしかない。
とりあえず、明後日からの試験の準備がこれでできるのでありがたい。
結構毎日が忙しい。でも少し作曲に戻っていかないと、呆けてしまいそうだ。

さて、ヤンソンスのショスタコーヴィチの交響曲全集が安かったので、ネットでつい購入してしまった。バーンスタインのハイドン集成とアメリンクのハイドンの歌曲全集とともに購入したものだが、この全集、10枚組で4000円足らずという激安ぶりだ。5900円くらいになったのが一年ほど前だったと思うが、更に安くなってこれまたつい…購入してしまった。というか、これらはずいぶん前に注文したもので、お金が無くなった頃に商品が届くという間の悪さはともかく(笑)、聞いてなかなか良い演奏なので満足した。まだ第1番と第6番を聞いただけなのだが、データを見て約15年ほどかかっての録音なのにびっくりした。オケもベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団などといういくつものオケとの録音になっている点もちょっと他にないものとなっている。
ただ、オケの選択は場当たり気味で、あまりポリシーを感じない。けれど、演奏はどれもとびきりに美しい。先日、キタエンコ指揮の良い全集を聞いたばかりなのにまたまた優れたショスタコーヴィチに出会うこととなった。
かつてルドルフ・バルシャイの全集がブリリアント・レーベルから激安で出て、私も購入して一頃はよく聞いていたけれど、今ではちょっと遠のいている。ナクソスにあるラディスラフ・スロヴァークはオケが今一つ、結局ハイティンクの全集とキリル・コンドラシンとゲンナジ・ロジェストヴェンスキーの古い全集の3つにたよるばかりであったが、雲行きが変わってきたみたいだ。
しかし、良い録音だなぁと思う。ちょっと試し聞きでいくつか聞いた感じでは、曲によってレベルがバラバラな印象があったが、どうなのだろうか?詳しくはわからないけれど、これは「買い」でしょう!!
by Schweizer_Musik | 2009-05-31 18:45 | CD試聴記
アメリンクとデムズによるハイドンの歌曲全集
作曲者 : HAYDN, Franz Joseph 1732-1809 オーストリア
曲名  : 神よ、皇帝を守らせたまえ! Hob.XXVIa-43 (1797) (ローレンツ・レオポルド・ハシュカ詩)
演奏者 : エリー・アメリング(sop), イェルク・デムズ(pf)
CD番号 : DECCA/UCCD-4088/9

弦楽四重奏曲の緩徐楽章の主題ともなった音楽の原作?というより、原作は弦4の方だが、どうもこの曲は歌の方が印象深いのは年のせいかも知れない。私には、この曲がドイツ国歌として聞いた記憶の方が大きいのだ。
まっ、後付の歌にしてはよく出来たものだと思う。
しかし、こうしてまとめてハイドンの歌曲を聞くと、このジャンルがハイドンの作品の中で今もって無視され続けていることに失望を禁じ得ない。
アメリンクの録音も一枚にまとめられたものが以前出ていて、それはもちろん持っているのだけれど、この皇帝讃歌をはじめ1781年頃に書かれた2つの歌曲集や単品での作品は全く聞くことが出来なかっただけに、この名盤の復活(それも低価格で!!)をまずは喜びたい。
しかし、かつてはフィリップス・レーベルであったのに、今回はデッカ・レーベルとなっているあたりに、時の流れを感じずにはいられない。私にとっては、愛着のあるレーベルなので、ユニバーサルなどという野暮で、大きいばかりで全く企画力のないレーベルなどどうなっても良いと思う。
それにしてもジャケットもなんて粗末なのだろう。それに比べて音楽の優美なこと!!ハイドンがいかに優れた音楽家であったか、これを聞くと誰もが痛感するに違いない。
確かにドイツ歌曲の伝統はゲーテの親友であったツェルターあたりから出発したものらしいし、その流れがエステルハージーなどという超がつく田舎には伝わることはなかった。
だから、ハイドンが本格的に歌曲の作曲に向かうことはほとんどなかった中で、1781年頃からわずかであるが、ここにある作品群が書かれたことで、彼が様々な分野で素晴らしい才能を聞かせたことの証左となったのである。
デムズのいささか辿々しいようにも聞こえるピアノは、実はとてもチャーミングな表情を隠していて、それに耳を澄ませながら、歌の描く世界を伴奏が控え目にフォローしていく様は、とても楽しく充実した時間である。
LP時代からの愛聴盤が、完全な形でようやく聞くことができるようになったことを、心から喜びたい。
わずか2000円。LPの時よりずっと安く、そして国内盤だから対訳もついてくる。ジャケットというか解説のデータが古いとか、デザインがいかにもおざなりで、センスなしである点をのぞけば、内容は素晴らしいものだ。
ユニバーサル・レーベルという大きなレーベルになってから、こうした優れた企画がなされたことがどれだけあるだろうか?
ベートーヴェンの交響曲やショパンの有名曲を録音したりするだけでなく、長い目でみてさすがと言えるような企画で私たちを喜ばせてほしいものだ。例えばこのハイドンの歌曲全集のような…。
by Schweizer_Musik | 2009-05-31 16:27 | CD試聴記
ハイドンの「戦時のミサ」
作曲者 : HAYDN, Franz Joseph 1732-1809 オーストリア
曲名  : ミサ曲 第7番 ハ長調「戦時のミサ」Hob.XXII-9 (1796)
演奏者 : レナード・バーンスタイン指揮 管弦楽団, ノーマン・スクリブナー合唱団, パトリシア・ウェルズ(sop), グヴェンドリン・キルレブルー(m-sop), マイケル・デヴリン(ten), アラン・ティトゥス(br)
CD番号 : SONY-Classical/88697 480452

日本海を挟んだ某独裁国家が、自国民が飢えているというのに、核実験をしたり、ミサイルを発射したりするという言葉にもならない愚かな行為をくり返し、戦争も辞さないという。
あの国が戦争をするとしたら奇襲で核兵器を積んだミサイルを日本や韓国に撃ち込むくらいのことしか出来ないだろう。それも戦争のはじめであって、一ヶ月は絶対にもたず、世界中から攻め込まれて三日天下で国そのものが崩壊するのは目に見えている。あの国の人たちはもっとリアリストでそのぐらいのことはわかっていそうなものだが、一体どうなのだろう。
でも、某国が暴発したら、日本や韓国が受ける被害は甚大であろうと想像できる。だから首相は「敵国の基地を攻撃することは戦争放棄の憲法に違反しない」と言う。この言葉は、平和憲法があって我が国は戦争をしないのだと信じていた私などは「えっ?」と驚いてしまった。この国にもまた徴兵などが復活するとは思いたくないけれど、そうなってしまうのだろうか?そんなことできるわけがないじゃないのと言う人に、できるわけがない軍隊をもう日本はしっかりと持っているではないかと返したい。
まっ、こんな難しい問題を私ごときが論じるなどということは所詮不可能な話であって、これ以上深入りする気は毛頭ないが、戦争に対しては私は常に反対である。どんなことがあっても…である。それのために甚大な被害を受けたとしても、そして私が死んだり、家族が死ぬような目にあったとしても、戦争はしない方が良いと思い極めている。
音楽などという蜘蛛の糸のようにか細いものをたよりに生きている我々は、平和と繁栄があってはじめて存在が許されているようなものである。
戦時ともなれば音楽家などというものは、何の役にも立たない、かえって邪魔ものとなってしまう。せいぜい戦争のプロパガンダとして利用されるのが関の山であろう。こんなことは第二次世界大戦でいやというほど知っているではないか。
そして戦争が終わって、負けた方が徹底的に断罪されるのだ。無差別の大量殺戮は勝った方は英雄的行為
として称えられ、負けた方は裁かれ、たとえ命令によってそれを行ったとしても処罰の対象となる。その戦争のために依頼されて書かれた音楽は、負けた側では書いた人間まで処罰の対象となって楽界から追放されてしまう。あるいは戦争に利用されたことを恥じて筆を折る。
こんな理不尽なことが許されていいはずがないが、戦争はこれを正義としてしまう。正しい戦争なんてないのに…。
何もしなくていいのだなどという気はないし、某国の愚かな挑発を許してあげようなどという気もない。ただ戦争にならないよう、皆で知恵を絞ってほしいと思うばかりだ。
出来ますれば、某国の核ミサイルが発射されるなどということがないように!!

かつて、ベトナム戦争に反対して、レナード・バーンスタインがワシントンで録音したハイドンの「戦時のミサ」を聞いていた。彼は音楽で平和を常に希求していた。あの破天荒な舞台芸術である「ミサ」もそうした流れの中で書かれたものであったが、以前に書いたことがあるので、今回はこのハイドンを取り上げる。
独唱者にそんな有名な歌手はいないが、音楽に何か特別の魂のようなものが宿っているようで、とてつもなく美しい。それはハイドンの音楽にも言えているが、最後の "Dona nobis pacem" を聞きながら、不覚にも涙が出てしまった。
昔、LPで聞いた時はこんなに感動しなかったけれど、今、久しぶりに聞いて魂が揺さぶられてしまった。
12枚組でわずか2,280円で、天地創造やパリ・シンフォニー、ザロモン・セット、この曲を含むミサ曲が4曲入っている。安すぎる…。
このバーンスタインの切実な平和への祈りがその一枚に収められているが、その価格はわずか190円という計算になる。
祈りも安上がりでは平和の思いも届かないのではと心配するのは私だけ?
by Schweizer_Musik | 2009-05-31 10:13 | CD試聴記
作曲中…
フルートとピアノの曲のイメージがいきなり浮かび、昨日あたりから少しずつ書いている。サティのアレンジでフルートを書いていて、その流れでなんとなくフルートにピッタリのフレーズが浮かんで来てしまったのだ。
とは言え、このところ作曲は遅くなってきているようで、こうして身をけずるようにして音を並べていくようなものが蔽い。なかなか遅々として進まず、今は30小節ほど進んだところ。
多分2曲セットの作品となる予定。今は1曲目の冒頭と、2曲目が同時進行で書いている。イメージは土俗的な舞曲で、瞑想と躍動が鋭く対比するものにしたいと思っている。ただ、1曲目の冒頭がいかにも尺八風で、福島和夫の「冥」以降、くさるほど書かれてきたパターンに近いので、気に入っていない。一方の舞曲はかなりの変拍子で急速な音楽で、かなり良い感じで進んでいる。
yurikamomeさん、気に入ってくれるかなぁ…。ともかく、これは自分のために書いているところが大で、なんとか形にしようと思っている。
涼しいけれど、湿度が高いのが難点…。でも窓を開けて仕事をしていると、とても気持ちが良い。風薫る季節。まもなく暑い夏がやってくる…。


追記

あまりないことだけれど、午後までこの曲の続きを深追いし、第2主題まで行った。だが、今ひとつ気に入らず、ピンと来ず、結局午後からの作曲は全てボツ…。
何をやっているのかと、情けなくなる。が、こうして作曲やアレンジをする生活は自分のリズムを取り戻すには良いことである。これをしないと、やはりバランスが崩れるというか、駄目なようだ。
by Schweizer_Musik | 2009-05-28 12:25 | 日々の出来事
今日の授業とナクソスのグリーグ…
作曲者 : GRIEG, Edvard 1843-1907 ノルウェー
曲名  : 抒情小品集 第2集 Op.38 (1883) -06. 悲歌 "Elegie" (ダン・ウィルレット編曲)
演奏者 : ミズーリ木管五重奏団【スティーブ・ゲイベル(fl), ダン・ウィルレット(ob), ポール・ガリトソン(cl), マルシア・スペンス(hr), アルビー・ミックリッチ(fg)】
このアルバムは こちら

グリーグの抒情小曲集に、グリーグ自身によるオーケストラ編曲があるが、それもほんのほずかで、木管五重奏などのアンサンブル用となると更に少ない。
しかし、グリーグのこの作品群はインスピレーションの宝庫であり、様々な編成に耐えうるものが数多く含まれ、もっと多くの編曲ものが存在していても良いと思うのだが、曲自体が少々マイナーな存在であるためか、そうした編曲ねのはほとんど聞いたことがなかった。
それで、私などはオーケストレーションの授業で度々きの曲集を取り上げ、様々な編成に編曲してみるということを学生たちにやらせていたのだが、こうしてプロ(ここではオーボエを担当しているダン・ウィルレットが編曲している)の手による編曲は、さすがに学生たちのつたない編曲とは段違いであるけれど、やはり想像通り、とても面白いものだった。
編曲そのものは常識的なもので、私が授業で作例として提示しているものとそう大きく変わる物はなかった。
しかし、これからは私が作らなくてもこれを聞かせればいいということで、大分楽になったなと思ったりしている。
演奏はそこそこのもので、それなりに聞かせてくれて、満足である。音色の面でもう少し磨きがかかれば更に言うことなしだが、これは贅沢な注文と言えよう。

さて、今日の授業のアレンジの課題の作例を以下にあげておこう。今日は私が授業用に作ったワルツなどで行ったが、これはイベールの3つの小品の3曲目を参考にすれば、簡単に作ることができる。
今日の授業では、特に2曲目のコンデンスを作るところから行ったが、スケッチの大切さを肝に銘じ、スコアを丁寧に読むことを心がけてほしい!!

ついでながら、以下の作例はコンデンスを木管の楽譜の下にのせている。ピアノと木管五重奏ではないので、ご注意を!!

またこの前の授業での音だしのデータは、以下の今日の作例などとともにこちらにある。各自必要なものをダウンロードされたし!

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今日はもうくたくたなので、いただいたメール、あるいはコメントへのお返事は明日にします…。
by Schweizer_Musik | 2009-05-27 22:30 | ナクソスのHPで聞いた録音
サティの「あなたがほしい "Je te voux"」をフルート協奏曲風に
サティの「あなたがほしい "Je te voux"」を、フルート・ソロと二管編成のオーケストラ用に編曲した。大分前からボツボツやっていたのだが、集中してとりかかることができず、時間ばかり食ってしまった…。
結局、スコアは一昨日できたのでけれど、音にするのが今日になってしまった。
某オケの定期演奏会のアンコール用だとのこと。何とか出来上がったので、私の公式HPのNEW WORKSで音だけ公開しておく。私の古いコンピューターの能力の限界のため、最後のリズムが崩れてしまっているので、お許しを!
いつものところにもおいてあるので、ダウンロードもできるようにしておいた。
by Schweizer_Musik | 2009-05-25 20:52 | 新曲出来ました
ありがとうございました!
昨日は以前から色々書いてきた津田理子さんのコンサートであった。終わってへとへとになったけれど、来ていただいたみなさんが喜んでお帰りになったので、まずは一安心。
今までは曲を提供するだけだとか、音楽監督で当日行って文句を言って帰るだけなどで、最初から最後まで私の肩に掛かってくるものは無かっただけに、大変だったけれど、強力なメンバーに支えていただいて終えることができたことにまずは感謝!であった。
今回は、神奈川フィルの副理事長の方や横浜の市民メセナの会長さん、作曲家須賀田礒太郎氏のご親族のK夫妻やアサカバンドのお父さんとおかあさん、都城のK先生などをはじめ、本当に多くの方に来ていただき、暖かいお言葉をいただき、感謝に堪えない。
津田さんをあまり知名度のない横浜で紹介できたことも嬉しいし、彼女のために書いた2曲が横浜で鳴り響いたことも嬉しいことである。
なじみのあまり無い音楽ばかりの前半、更にピアノとクラリネットという組み合わせ。きっとプログラムとしては難しいものだったと思うけれど、(こうした作品がもっと演奏されないと、我々のような作曲家の未来はない…のだ)ある程度バラエティに富む感じになっていたのではないかと思う。
後半はピアノがかなりへたってきていて、ちょっとあのグロトリアンの限界を感じさせられた。(あれがスタインウェイなどであればああいうことは無かったのだけれど…ちょっと下見では気がつかなかったことだ)一気に弾き進んだ後半であったが、彼女の良さをもっと…と思ったけれど、最後の超難曲のスケルツォはなかなかの名演だったと思う。楽器の能力を上回った音楽であったが、それを感じさせないほどの津田さんのピアノであった。
場所は悪く、色々と気を回さなくてはならないので、ちょっと今後はあのホールは厳しいかなと思ったし、色々とびっくりするようなことも多かった(笑)。
でも若い音楽家などいろいろな人に紹介するということも出来た(クラリネットのし、コンサートの後の質疑応答も司会の森先生のおかげもあり、とてもよく盛り上がったし、自分の曲も良い感じで演奏し、良い感じで聞いてもらえたようだ。
更に…、ボランティアで動いてくれた方は数知れず…。本当にありがとうございました。感謝、感謝です。
また来年やるのであれば、もう少し色々と考えて、ホールの押さえや、色々な仕事をしていかなくてはと思う。まずは収支の改善は急務か。
ということで、来年はまだまだ未定です。(支払いもまだなので…)が、まだまだやる気満々でいます。どうぞお見捨て無きよう、暖かい目と耳で、これからもよろしくお願いいたします。とりあえずみなさまにお礼まで…。
by Schweizer_Musik | 2009-05-25 06:52 | 日々の出来事
ドホナーニのピアノ四重奏曲
作曲者 : DOHNÁNYI, Ernö (Ernst von) 1877-1960 ハンガリー
曲名  : ピアノ四重奏曲 嬰へ短調 Op.posth (1891-93)
演奏者 : イシュトヴァーン・カッシャイ(pf), アウアー四重奏団員【ガボール・シポス(vn), シャーバ・ガルフィ(va), アコシュ・タカーチュ(vc)】
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ドホナーニが14才から16才の頃に書いたただ一つのピアノ四重奏曲をハンガリーの俊英イシュトヴァーン・カッシャイ(ハンガリーのピアニストなので、正しくはカッシャイ・イシュトヴァーン)のピアノ、アウアー四重奏団によって聞く。
OP.1のピアノ五重奏曲第1番との組み合わせであるが、2曲とも若書きの勢いとそのあまりの瑞々しさに、私は時間を忘れて聞き入ってしまった。
この曲を聞くと、彼がブラームスの影響下から出発したことがとてもよくわかる。冒頭はブラームスのピアノ五重奏曲を思わせる出だしであり、アンサンブルの書法がいかにも「ブラームス」しているのだ。そしてそのはち切れんばかりの楽想の魅力たるや!!絶句…である。
アウアー四重奏団の面々の優れたアンサンブルも特筆されて良い。しかし、私は何よりもピアニストの響きの美しさに魅了された。
1959年生まれというから、私と同世代のピアニストということになる。俊英と表現するにはやや躊躇させられる年齢ではあるが、そう言いたくなるほど颯爽としたピアノで、良い演奏を繰り広げている。
彼の演奏としてはブロッホのピアノ作品を集めたマルコ・ポーロ・レーベルへの録音が印象に残っているが、これほど上手いとは思っていなかった。
絶賛したい!!ナクソスに入っておられる方は一度お試しあれ!!素晴らしいピアニストである曲である。
by Schweizer_Musik | 2009-05-24 00:15 | ナクソスのHPで聞いた録音
ドホナーニのヴァイオリン協奏曲第1番
作曲者 : DOHNÁNYI, Ernö (Ernst von) 1877-1960 ハンガリー
曲名  : ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ短調 Op.27 (1914-15)
演奏者 : ヴィルモーシュ・サバディ(vn), タマーシュ・ヴァーシャリ指揮 ブダペスト交響楽団
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このところ、ピアニストとしてはほとんど聞かなくなった指揮者ヴァシャーリと、リスト音楽院の教授(今も教授なのかは不明)のヴィルモーシュ・サバディによる演奏である。
ドホナーニはロクに聞いてこなかった不勉強な私なので、この録音ではじめてこの曲を聞いた。これではいけないと、先日から暇を見つけてはドホナーニの作品を聞いているのだが、バルトークと同世代に属する(バルトークより七歳年上)のこの作曲家が、民族的な素材によるのではなく、ブラームスなどの伝統を受け継いだ後期ロマン主義の作曲家であることを確認しつつも、部分的にではあるが、近代的な響きも聞かれて、なかなか面白い作曲家だと思っているところである。
サバディは1959年に生まれた。ルッジェーロ・リッチやシャーンドル・ヴェーグなどに学んだ後、ハンガリー放送のコンクールで優勝し、1985年のシベリウス国際コンクールで第3位(この時の一位がイリア・カレルとレオニダス・カヴァコスである)に入賞した。そう華々しいコンクール歴ではないし、音色にそう魅力はないけれど、質実剛健の演奏で、信頼感はあるので、こうした未知の作品との出会いは、彼のようなしっかりとしたヴァイオリニストによって果たせたことは幸運であったと思う。
ついでながら、第2番も収録されていて、こちらもなかなか良い演奏だと思った。じっくり聞き込むに相応しい作品であるが、これが戦後に書かれたとは思えないほどロマンチックで保守的。
こうした保守性は、彼のような作曲家が戦後際だたせるのも、私の大好きなオトマール・シェックなどと共通している。ロマン主義の時代に生を受け、時代の流れに逆らって自己の様式を守るのは、老齢に達した彼らには酷なことであったのではないだろうか?
前衛、あるいは無調で書かないと馬鹿にされる…そんな時代が長く続いたが、それが戦後まもなくの頃のことだった。
そんな中、孤塁を守るかのような姿を、サッサと筆を折ってしまったシベリウスなどの目にどう映っていたのだろう。そんなことを考えてしまった。
さて、アレンジがようやく終わった。良い感じである。色々やりながら時々書くということで、なかなか進まないのは、どうもいかんなぁと思ってはいるが、明日N君に会ったら渡そうかと思っている。
明日は演奏会…、みなさまよろしくお願いいたします!!
by Schweizer_Musik | 2009-05-23 19:01 | ナクソスのHPで聞いた録音
残りもので作る焼きリゾット
昨日はコンサートの打ち合わせなどで帰宅が深夜となり、朝からちょっとボーッとしたまま過ごしてしまった。気がつくとお昼で、何か作らなきゃと思い、先日テレビでみて、作ってみたところとて美味しかった焼きリゾットを作る。
朝の残りもののお味噌汁で作るリゾットで、ラザニアのように焼いて食べるところがちょっと面白いもの。更にめちゃめちゃ簡単で、全て残り物でOKという点も私のような者にはありがたいところ。

まずお味噌汁をざるで汁と具に分ける。具材も使うので、捨てないで!!
汁を少しだけお茶碗にわけ(後で使うので)、鍋に入れる。火をつけ残りもののご飯、あるいは冷凍してある残りもののご飯などを入れ、それに牛乳をカップ1ほど入れて沸騰させる。味噌汁に牛乳!これが意外なほど合うのがポイント。(なのだそうだ…TVてそう言っていた…)
そして、残りものの肉や魚(焼き魚でも何でも良い)を骨などを取り除いて入れ、胡椒を少々。肉、魚(さしみでも缶詰でも良い、あまりもので十分!)が入ると味の幅が広がっていいらしい(これもTVの受け売り)。牛乳と味噌で甘みが増したところに胡椒を入れることで、味が引き締まるようだ。
ひれをちょっと混ぜ合わせたら、後はほうっておくこと。あまり混ぜ合わせるとグタグタになってしまう…。
さて、沸騰したらすぐに火を止め(長く火にかけるとご飯が完全に小粥になってつぶつぶが無くなってしまうので)、おいておく。

続いて、分けてあった具材をオリーブオイルでちょっと焼き目がつくほどいっかりと炒め、これを鍋に入れてご飯と混ぜ合わせ、グラタン皿に入れて上にとろけるチーズをのせてオープン・トースター(我が家はこれでやっています)へ。
先ほど取り分けた汁を小鍋に入れ、和風だしの素を少し入れて沸騰させ、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけてリゾットにかけるソースのできあがり。
そうしているうちに焼き上がるので、それを取り出し、今作ったソースを大さじ1程度かけて完成。
意外なほど美味しいし、中に豆腐やわかめ、大根の入ったリゾットが和風鰹節風味のソースでいただくのはなかなか良い。すずの音などの発泡系の日本酒などには完璧な相性だ。
先日、行きつけの酒屋の閉店セールで買ってきたそれを一本いただいて食す。良い一日である。明日の釣り銭用の千円札なども用意が終わった。明日はコンサート。ずいぶん準備したつもりだが、何か抜けていないか、まだ心配している。
もう焦ってもしかたがない。たくさん来て下さればありがたい。みなさまどうぞよろしく!!今日はもうお休み!!明日に備えることにしよう。
by Schweizer_Musik | 2009-05-23 13:21 | 今日作った料理