聖母マリアのエリザベト訪問を記念する祝日にバッハを聞く
作曲者 : BACH, Johann Sebastian 1685-1750 独
曲名  : カンタータ 第10番「私の魂は主をあがめます」BWV.10 (1724)
演奏者 : ハンス=ヨアヒム・ロッチェ指揮 ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム, ライプツィヒ・聖トーマス教会合唱団, 白井光子(sop), ドリス・ゾッフェル(alt), ペーター・シュライアー(ten), ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(bs)
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ラウダーテという女子パオロ会の公式ホームページを見ると、今日2月15日は聖母マリアのエリザベト訪問を記念する日なのだそうだ。
この物語の中でマリアが、神に感謝して祈る言葉が、多くの作曲家たちを惹きつけてきたマニフィカトである。
その2つがロッチェの指揮による名演でナクソスにある。
ロッチェのカンタータのシリーズはCD8枚分しかないけれど、選曲がとても気が利いていてさすがと思わずにはいられない。
カンタータ第10番はこの祝日のためのカンタータであり、この物語のもととなったルカ伝による聖書から歌詞が書かれている。
それを白井光子をはじめとする豪華な歌手陣と、そしてよく訓練された聖トーマス教会の聖歌隊の素晴らしい合唱によって聞くことができるのだ。何の不満があろうか?
マニフィカトの演奏も含めて多くの人に安心してお勧めできる演奏である。

それにしても昨日は温かかった。ちょっと外に出かける用事があって出た時もTシャツ一枚であった。まだコートを着ている人もいたけれど、まるで初夏の陽気に暑そうであった。
ニュースでは梅の開花を報じてもいたけれど、我が町では2週間ほど前から開花し始めている。今年は異様に早いなと思っていたところであったが、我が町だけかせ早かったのだろうか?
それにしてもこの祝日を過ぎると、復活祭シーズンももうすぐである。
まずは2月25日の灰の水曜日から始まるこのシーズンも復活祭7日前の枝の主日(今年は4月5日だそうだ)にあのメンゲルベルクはマタイ受難曲の演奏会を行っている。(PHILIPSからCDとして、そしてナクソス盤はこちらでどうぞ。
そして4月12日の復活祭へと季節は巡るのである。
うろ憶えできなり不確かな話で恐縮だが、これらの祝日は、キリスト教が入る以前のヨーロッパのケルトなどの宗教的行事が反映しているのだそうだ。
そう言えば、我が国の祝祭日も実際には神道の祭日と結びついている。(これは確かな話で、私は高校で習った(ちなみに私の母校は日本で唯一の神道の高校であった。ただ私はかなりインチキな真言宗である)。
そんなことはともかく、キリスト教でもない私が、その祝日について書くのもどうかと思わないでもないが、こうした祭日は季節の移り変わり、生活のサイクルと密接に結びついてあるもので、春一番が吹き荒れた一昨日から昨日の異様なまでの温かさとともに、巡る季節とともに音楽を聞きたいと思い、とりあげた次第である。
まもなく、一年で一番好きな季節がやって来る。

ちなみに今年の教会暦についてはこちらをどうぞ。
by Schweizer_Musik | 2009-02-15 03:29 | ナクソスのHPで聞いた録音
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