バッハのカンタータ…おつまみ少々…(笑)
ちょっと色々仕事で手がふさがっていて、このブログから遠のいていたが、明日は通院とちょっとした用があるだけなので、少しネットに本格復帰できかもしれない。
仕事の合間には、ずっとバッハのカンタータを聞いて過ごしていた。
カンタータはじっくり聞くのにも向いているし、こんな「ながら音楽」でも十分に私のインスピレーションを刺激してくれる。前にも書いたように、カンタータ第29番の冒頭のように、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第三番の前奏曲をそのままオーケストラとオルガンに仕立て直し、見事なオルガン協奏曲になっているものもあり(協奏曲としてあるのかは知らないが、ひょっとしたら復元版か何かであったような気もしないではない…)、こんなのに出会うとふっと手が止まってしまうのも事実である。
第52番は一曲目からブランデンブルク協奏曲第1番が鳴り響いているのだけれど、ホルンが活躍するところも同じで、びっくりする。ヴァイオリンのソロは出てこないけれど…。
こうしたものをもう一つだけあげておくならば、第149番の1曲目のシンフォニアがチェンバロ協奏曲第1番ニ短調の第1楽章が鍵盤をオルガンに変えて鳴り響くから楽しい。第2楽章も合唱を従えて使われていて、なるほどこうするとこの冗長に聞こえる音楽もわかりやすいと思ったりする。
もちろん、カンタータの多くがこうした他の作品の流用(どちらが先か知らないけれど…)で成り立っているわけではないものの、こうした親しんだメロディーが出てくると、やはり耳をそばだててしまうから現金なものである。
とは言え、カンタータだけでなく、復活祭のオラトリオや昇天祭オラトリオや、大量のコラール(ほとんどが未知だった)や、昔数枚CDかLPを持っていたシュメッリ歌曲集もリリングの名演でまとめて聞くことが出来た。
これなどはもうナクソス様々で、鈴木雅明のカンタータ集がまだ全曲録音に至っていないこともあり、ガーディナー(これも全曲録音したと思うのだけれど、選集でしかナクソスにないのは残念!!)、トン・コープマン(これも数セット分抜けている…)が、探していけばカンタータの全曲を、かなりの水準の演奏でもってナクソスで聞くことが可能であるというのは、福音であると思う。
オルガンで親しんだコラール前奏曲がカンタータの中でオケや歌い手たちによって演奏されるのは壮観だ。
こんな幸せな環境で一日、書き物や色々と事務的なことなどを片付けてしたわけである。
このところ、お昼にしたたかに飲んだりということではないにしても、お銚子一本程度は頂き、そのまま昼寝をして夕方活動を再開するというのが続いている。
そこで、一つ、最近凝っている1分料理…のお酒のつまみから紹介させていただきたい。

もやしのカレーポン酢和え…(そのままやなぁ…)

もやしを鍋一杯に沸騰させたお湯の中に一袋入れ、傍らでボウルにカレー粉小さじ1から2とポン酢を大さじ三程度を混ぜる。
もやしを湯がくのは30秒程度。それ以上してはせっかくのビタミンが壊れる上に、シャキシャキ感がなくなって美味しくない。
そしてお湯からサッとあげて、ボウルの中で和えたらおしまい。
バカバカしいほど簡単で、意外なほどいける…。
ボウルの中にオリーブ油と粒マスタード、おろしニンニク、塩をホンの少々を混ぜておいても良い。色々バリエーションができる簡単なおつまみで、おかずにもできるし、カロリーは結構低い。油を使わなければ…。カロリーは低く、私のようなメタボで医者から警告を受けている者にも向いている…。
by Schweizer_Musik | 2009-03-22 22:02 | 日々の出来事
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