ヌヴーとドブロウェンによるショーソンの詩曲
作曲者 : CHAUSSON, Ernest 1855-1899 仏
曲名  : 詩曲 Op.25 (1896) Poème
演奏者 : ジネット・ヌヴー(vn), イサイ・ドブロウェン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
CD番号 : EMI/CDH 7 63493 2

夕べ、飲んで帰ったせいか、今朝は思いっきり寝坊してしまい、起きたらもうお天道様が出ていた。オーパス蔵のCDが一斉に全部1000円になってタワーで出ていたので、早速何枚かだまされて注文してしまった。
もうだまされないでおこうといつも思うのだが、注文を確定してからちょっと反省し、品物が来てから後悔するのだ。
つい注文を出したものの中に、ヌヴーの正規録音であるドブロウェンとのブラームスとシベリウスの協奏曲があり、EMIの復刻もそれほど悪くなかったはずだがと、探してみてもなく、ショーソンの詩曲が見つかった。
おかげで、朝からそれを聞き始めたのだが、すぐに夢中になってしまった。ヌヴーの演奏が良いからでもあるが、私はこの曲が好きなのだ…。
聞き比べをするつもりは無いのだけれど、手元にあるものを検索したら14種類ほどの録音が出てきた。この曲としていつも取り出しているのはグリュミオーとマニュエル・ロザンタ−ルとのステレオ盤で、たまにジノ・フランチェスカッティとレナード・バーンスタインの録音を取り出す程度。モノラルはあまり聞かないのだが、若き日のユーディ・メニューインがジョルジュ・エネスコの指揮でいれたものは結構好きで、まれにこれも聞いてはいる。
が、ヌヴーは買っただけであまり聞かないままになっていたことを思い出した。あれはリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタが目的で買ったからで、そちらは何度も聞いているのだけれど…。
イサイ・ドブロウェン指揮の設立されたばかりの若いフィルハーモニア管弦楽団の面々が、ショーソンのいかにも不健康な青白い幻想の世界を、デリケートに表現している。
ヌヴーも情熱的に髪振り乱して…というのとは全く異なる繊細さ!で、ドブロウェンのタクトは見事にこれをまとめ上げている。ステレオであったならさぞかしと思うが、私はこのEMIの復刻はとても良いものだと思った。
SP盤独特のノイズは全くと言っていいほど気にならず、高音がマスクされたような音でもなく、とても状態は良い。
CD初期の盤のはずなのだけれど、この水準だということは、昨今の板起こし盤は一体なんなのだろう。いややっぱりだまされたとしか…(笑)。やめときゃ良かったと反省が、きっと品物が届いた時には後悔になっているのだろう。
これは、業としか言いようのない世界…。絶対人にはお薦めしかねるものだ…。ナクソスだけにしとけばよかった…。
by Schweizer_Musik | 2009-04-04 09:54 | CD試聴記
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