クリュイタンス指揮のホフマン物語の旧盤
作曲者 : GOUNOD, Charles Français 1818-1893 仏
曲名  : 歌劇「ホフマン物語」(1881)
演奏者 : アンドレ・クリュイタンス指揮 パリ・オペラ・コミック管弦楽団, パリ・オペラ・コミック合唱団, ラウル・ジョビン(ten/ホフマン), ルネ・ドリア(sop/オリムピア), ヴィナ・ボヴィ(sop/ジュリエッタ), ゲオリ・ブエ(sop/アントニア), シモネ・ボルゲセ(m-sop/アンティニアの母の声), ヘレネ・デラハイ(m-sop/ステライ), ファネリ・レヴォイル(m-sop/ニクラウゼ), ルネ・フォーレ(m-sop/ミューズ), ロイ・ムシィ(bs/リンドルフ), アンドレ・ベルネ(bs/コッペリウス)
このアルバムは こちら

1948年のオペラ録音なんて、滅多に聞くことはないのだけれど、これはとても録音が良い。復刻の状態もなかなか丁寧なマスタリングで、聞きやすい。肝心の歌はまあまあと言ったところ。プロローグの最大の聞き物であるホフマンのクラインザックのバラードは、アルフレード・クラウスの名唱などを聞き込んだ耳にはかなり物足りなく感じてしまう。
これは比べる相手が悪いのだろう。
ぼんやり聞いていても、あのマニュエル・ロザンタ−ルが編曲したバレエ音楽のメロディーが聞こえてきて、なんとも楽しいもの。
この演奏は、シューダンス版によっていて、ミューズの出てこないプロローグが終わると、オランピアの第1幕、そしてジュリエッタの第2幕、そしてアントーニアの第3幕で、エピローグが続く。
色々な版があるのは、オッフェンバックが完成させることなく亡くなったためであるが、歌劇は総合芸術ゆえに、上演のために様々な改訂が施され、結果的にオリジナルがどうだったのか、よく分からなくなっているところもある。
この曲もそうしたわかりにくい曲の一つであるようだが、私はそう色々と聞いているわけではないので、くわしく突っ込まれると全く太刀打ちできないので、どうぞお手柔らかに…。
歌手については、若干不満もある。しかし、若き日のクリュイタンスの指揮の魅力は特筆大書すべきだと思う。
まだ40才を少し越えたばかりのアラ・フォー?のクリュイタンスの溢れんばかりの香気がこの演奏の魅力だと言って良いかもしれない。
この時期のオペラ録音で、指揮者を褒めるのもどうかと思うが、まぁ、一度お試しあれ。買うまでもないとは思うけれど…まずは推薦マークは献上しても良いだろう。1948年にしてはとても良い録音もうれしいことだった。
by Schweizer_Musik | 2009-05-19 07:34 | ナクソスのHPで聞いた録音
<< 昨日は…疲れた〜 エルネ・ドホナーニの六重奏曲 >>