ヴィエルヌのピアノと管弦楽のための詩曲 Op.50
作曲者 : VIERNE, Louis 1870-1937 仏
曲名  : ピアノと管弦楽のための詩曲 "Poème pour piano et orchestre" Op.50 (1925)
演奏者 : フランソワ・ケルドンキュフ(pf), ピエール・バルトロメイ指揮 リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
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ヴィエルヌのオーケストラのための交響曲イ短調とともに入っているが、交響曲の方は私にはさっぱりだったけれど、この曲は素晴らしい!!あのショーソンの詩曲に匹敵するものと思う。
1925年と言えば、ヴィエルヌが体調を崩していった時期にあたる。そのおかげで彼のオルガニストとしての評価が低くされていると言われているが、そのあたりは実際にヴィエルヌの演奏を聞いたことがない私には何とも言いようがない。
しかし、この音楽の幽玄な雰囲気は、彼が人生の後半に至ってドビュッシーなどの新しい技法を少しずつ取り入れて行ったことが伺える。とは言うものの、彼は徹底したロマン派の音楽家であり、極めて保守的な音楽傾向の人物であるから、こうした新しい潮流に与したのではなく、あくまでその語法の自分に合っているところを取り入れていったというものに過ぎないのだが、これほどに深くファンタジックであれば、これはこれで良いかなと思う。
管弦楽法も交響曲の常識的なオーケストレーションに対して、こちらはそれなりに新しさ、ユニークさがある。交響曲がつまらないと言うのは言い過ぎだけれど、この曲のCDがこれから出ても買う気は無い。でもこの詩曲を例えばアンスネスあたりがヴィトなどと組んで録音してくれたなら、多分一も二もなく買いに走るだろう。
後半のリズミックになって盛り上がるあたりはもっとすっくりとした響きになるはずだし、バルトロメイ指揮 リエージュ・フィルもよくやっているけれど、ちょっとピリッとしないのはやはりオケのせいか?これが今の神奈川フィルと現田茂夫だったらなんて思うけれど…。
by Schweizer_Musik | 2009-07-21 21:58 | ナクソスのHPで聞いた録音
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