ハイドンの交響曲第94番をベイヌムの指揮で聞く
作曲者 : HAYDN, Franz Joseph 1732-1809 オーストリア
曲名  : 交響曲 第94番 ト長調「驚愕」Hob.I-94 (1791)
演奏者 : エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
CD番号 : DECCA/476 8483

この曲は天下の名曲だし、ハイドンの曲の中でも最もメジャーな作品なので、古くはフルトヴェングラー、ビーチャム、ステレオ期に入ってカール・リヒターやセル、カラヤン、ヨッフム、マリナー、コリン・デイヴィスなどの名演がひしめいている。どれでも良いのだけれど、今回はベイヌムである。
ベイヌムはハイティンクの前任のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のシェフであった人。この人は早世したので今ひとつ評価が定まらないところがあるが、素晴らしい指揮者であったことはこの古いモノラルの録音からもうかがえる。
旋律の出し入れというか、ハイドンの難しいところが実に鮮やかにこなしているあたりはさすが名指揮者!である。木管のソロはこのオケがその昔から第一級のオケであったことを示している。フルート、オーボエ、クラリネット…どこにも名演奏家たちが座っているのだから、木管の美しい演奏も魅力である。
録音というか復刻の状態ももともとが良かったのだろう、とても満足のいくもので、こんな良い演奏を聞かないのはやはりもったいないことだと思う。
なんと言っても輝きに満ちた弦の響きは、クレバース時代以前からあったのだと思い知らされた次第である。
by Schweizer_Musik | 2009-07-29 19:40 | CD試聴記
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