知らなきゃ恥ずかしい名曲 + @ (T)
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武満 徹(TAKEMITSU, Toru 1930-1996 日本)
784) 弦楽のためのレクイエム (1957)
尾高忠明指揮 紀尾井シンフォニエッタ東京

785) ヴァイオリンとピアノのための「悲歌」(1966)
演奏は小川英知香(vn), 永野英樹(pf)

786) フォー・アウェイ (1973)
演奏は福間洸太朗(pf)

787) 雨の樹 (3人の打楽器奏者のための) (1981)
演奏はSynergyもしくはToronto New Music Ensemble

788) そして、それが風であることを知った〜フルートとヴィオラ,ハープのための (1992)
演奏はロバート・エイトケン(fl)他

789) 夢の時 "Dreamtime" (1981)
演奏は尾高忠明指揮 BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

790) 鳥は星形の庭に降りる "A Flock Descends Into The Pentagonal Garden" (1977)
演奏は尾高忠明指揮 BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

791) オリオンとプレアデス (犂と昴) "Orion and Pleiades" (1984)
演奏はボウル・ワトキンス(vc), 尾高忠明指揮 BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

792) 声 [ヴォイス] (1971)
演奏はロバート・エイトケン(fl)

793) 海へⅢ (アルト・フルートとハープのための) (1981/1989改訂)
演奏はロバート・エイトケン(fl), エリカ・グッドマン(hrp)
フルートとギターのための「海へ」の最初の版はミカエル・ヘラスヴヴォ(fl), ユッカ・サヴィヨキ(g)


チャイコフスキー(TCHAIKOVSKY, Pyotr Il'yich 1840-1893 露)
794) 交響曲 第4番 ヘ短調 Op.36 (1877-78)
演奏はクリストフ・エッシェンバッハ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
レオポルド・ストコフスキー指揮 アメリカ交響楽団のユニークきわまる大胆な解釈と演奏は必聴。演奏とはかくも大きな創造であることを知るべし。

795) 交響曲 第5番 ホ短調 Op.64 (1888)
演奏はアントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送交響楽団が良いのだけれど、以前聞いた時に途中で途切れていてナクソスにクレームのメールを出したことがある。その後どう処理したかの報告もないので、聞く気になれずにいるが、ちゃんと直したのだろうか?演奏がとても良かっただけに残念に思ったものである。
ということで、自信がないので、第2楽章が辿々しいほどテンポが遅く、ここが不満なのだが、ピエール・モントゥー指揮 ロンドン交響楽団の演奏をまず薦めておこう。深いロマンを感じさせ流れも良いのはネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団の演奏だ。

796) 交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」Op.74 (1893)
演奏はクリストフ・エッシェンバッハ指揮 フィラデルフィア管弦楽団が録音も良く、安心して薦められる。
ロマンチックな演奏は古いものに多く、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィレム・メンゲルベルク指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏などはその最たるものであろう。
こんなロマンチックな演奏ばかりではもたれるという場合は、名匠アントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送交響楽団や、ネーメ・ヤルヴィ指揮 エーテボリ交響楽団の演奏などを聞いてみると良いだろう。
我が国にNHK交響楽団の演奏もネロ・サンティの指揮である。

797) /幻想序曲「ロミオとジュリエット」(1869/70改訂)
演奏はヤコフ・クライツベルク指揮 オランダ・フィルハーモニー管弦楽団

798) スラブ行進曲 Op.31 (1876)
演奏はホセ・セレブリエール指揮 バンベルク交響楽団

799) 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32 (1876)
演奏はアントニ・ヴィト指揮 ポーランド国立放送交響楽団

800) イタリア奇想曲 Op.45 (1880)
演奏はネヴィル・マリナー指揮 アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

801) 弦楽セレナード ハ長調 Op.48 (1880)
演奏はマルコ・ボーニ指揮 コンセルトヘボウ室内管弦楽団

802) 大序曲「1812年」Op.49 (1880)
演奏はホセ・セレブリエール指揮 バンベルク交響楽団

803) バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20 (1875-76)
演奏はオケはそれほどではないが指揮がとても良いオンドレイ・レナールト指揮 スロヴァキア放送交響楽団か、オケは良いけれど指揮がサッパリし過ぎなドミートリー・ヤブロンスキー指揮 ロシア国立交響楽団(声を大にして言うほどオケが良いわけではないが…)の2種類の全曲盤がある。
ただ、全曲は長いので抜粋したものならハインツ・レーグナー指揮 ベルリン放送交響楽団の演奏が良い。この序奏の部分を聞き比べただけで、オケが数段上ということを誰もが実感するはずだ。ナクソスの2つのオケにちょっと酷な気がするが…。
録音が古いのだけれど、全曲盤でモーリス・アブラヴァネル指揮 ユタ交響楽団はなかなか良い演奏。ただオケはちょっと粗い感じが残る。組曲も出している(こちら)が、どうも全曲盤からの抜粋のようで、正規の組曲盤(音楽之友社からスコアが出ている)ものは最近は特に聞かなくなっているのはちょっと寂しい…。

804) バレエ音楽「眠りの森の美女」Op.66 (1888-89)
演奏は全曲盤がアンドリュー・モグレリア指揮 スロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団はちょっと一本調子なのがきにかかるが、まあまあ…。
抜粋ならハインツ・レーグナー指揮 ベルリン放送交響楽団の演奏が良い。
このバレエからストラヴィンスキーが3曲編曲している。その録音が先頃惜しくも亡くなられた若杉 弘指揮 バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団で、素晴らしいものだ。

805) バレエ音楽「くるみ割り人形」Op.71 (1892)
演奏はアレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮 ボリショイ劇場管弦楽団が良い。もう一つ、モーリス・アブラヴァネル指揮 ユタ交響楽団はオケが少々粗い感じが残るものの、よくまとまっている。抜粋ならまたまたハインツ・レーグナー指揮 ベルリン放送交響楽団の演奏。組曲版はロジャー・ノリントン指揮 南西ドイツ放送交響楽団が録音が良いのでお薦め。

806) ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 (1874-75/79,88改訂)
演奏はオレグ・マルシェフ(pf), オウェイン・アーウェル・ヒューズ指揮 オルボア交響楽団がスケールも大きく、この曲に持っている多くの人のイメージの一番合う演奏ではないか?

807) ロココの主題による変奏曲 Op.33 (1876)
演奏はミクローシュ・ペレーニ(vc), イヴァン・フィッシャー指揮, ブダペスト祝祭管弦楽団はいくつかナクソスにある中でも最もバランスが良い。少しブダペスト祝祭管弦楽団のプルトが少なすぎるかなぁと思うけれど、ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチの演奏などを聞きつけているとそう感じるようになってしまうのかもしれない。
続いてユルンヤーコブ・ティム(vc), クルト・マズア指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団はオケに繊細さが少し欠けているように思う…。マリア・クリーゲル(vc), ゲルハルト・マルクソン指揮 アイルランド国立交響楽団はオケの力量に問題があるが、ソロは第一級の音で聞き手を惹きつける。
変わり種として、この曲の曲順を含め、ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲンが一応作曲者の了解を得て改訂した版で一般に演奏されているのだが、もともとのチャイコフスキーの楽譜を演奏したものとしてラファエル・ウォルフィッシュ(vc), ジェフリー・サイモン指揮 イギリス室内管弦楽団の演奏をあげておく。チャイコフスキーはこちらで行きたかったそうで、フィッツェンハーゲンの改訂を苦々しく思っていたそうだ。私もチャイコフスキーの立場なら同じように思っただろう。

808) ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35 (1878)
演奏はダヴィド・オイストラフ(vn), フランツ・コンヴィチュニー指揮 ドレスデン・シュターツカペレの演奏は古いが、ソロの素晴らしさ、オケの素晴らしさに感動すること間違いなし。

809) 弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.11 (1871)
演奏はボロディン弦楽四重奏団が、テープ・ノイズがちょっと気になるけれど、演奏本位で考えれば一番だろう。第2楽章だけ入れ直したものがある→こちら。アンダンテ・カンタービレとして知られるこのメロディーを知らないなんて言うのは、ちょっと恥ずかしい…。

810) 四季〜12の性格的描写 Op.37bis (1875)
演奏はリューバ・エドリーナ(pf)
ガウクがオーケストラ用に編曲した版はレオニード・グリン指揮 タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団

811) 6つの歌 Op.6 (1869) -06. ただあこがれを知る人だけが (ゲーテ詩/L.A.メイ露訳)
演奏はクリスティアンヌ・ストーティン(m-sop), ジュリアス・ドレイク(pf)が良い。

812) 歌劇「エウゲニ・オネーギン」Op.24 (1877-78)
演奏は英語歌唱というハンディがあるがチャールズ・マッケラス指揮 ウェールズ国立歌劇場管弦楽団他がを。こうなると究極の選択だったが、名作故外せなかった…。
他の全曲盤は古いものでちょっと厳しい…。


テレマン(TELEMANN, Georg Philipp 1681-1767 独)
813) 無伴奏フルートのための12の幻想曲 (1732/33刊)
演奏はクレア・ギモン(fl)

814) ターフェルムジーク(食卓の音楽)
第1集第2集第3集


ティペット(TIPPETT, Michael 1905-1998 英)
815) 我らが時代の子 "A Child of Our Time" (1939-41)
演奏はリチャード・ヒコックス指揮 ロンドン交響楽団他


タルティーニ(TARTINI, Giuseppe 1692-1770 伊)
816) ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
演奏はクライスラー編曲の版がよく演奏されているが、その中からアルチュール・グリュミオー(vn), リッカルド・カスタニョーネ(pf)をあげておこう。
原典ではとりあえずレイチェル・バートン(vn)他をあげておく。


トッホ(TOCH, Ernst 1887-1964 オーストリア→米)
817) 地名によるフーガ (1930) "Fuge aus die Geographie" fur sprechenden Chor
演奏はフリッツ・テル・ウェイ指揮 アーヘン青少年合唱団
地名を歌詞としてフーガにしたユニークなアイデア!!そして短いながら面白さ抜群!!


トマジ(TOMASI, Henri 1901-1971 仏)
818) トランペット協奏曲 (1948)
演奏はGeoffrey Payne(trp)の演奏は曲名、演奏者の名前の表記が無いが、ソリストは多分これでまちがいないだろう。色々なスター・トランペット奏者が挑んでいる名作。


外山雄三(TOYAMA, Yuzo 1931- 日本)
819) 管弦楽のためのラプソディー (1960)
演奏は沼尻竜典指揮 東京都交響楽団


タレガ(TARREGA, Francisco Eixea 1852-1909 スペイン)
820) アルハンブラの宮殿にて "Recuerdos de la Alhambra" (1896)
演奏は福田進一(g)


トゥリーナ(TURINA, Joaquin 1882-1949 スペイン)
821) トゥリーナ/闘牛士の祈り Op.34 (1925)
演奏はジェラルド・クラレット指揮 アンドラ国立室内管弦楽団

822) 交響詩「幻想舞曲集」Op.22(1920)
演奏はジョージ・メスター指揮 西オーストラリア交響楽団
by Schweizer_Musik | 2009-08-14 13:00 | 学生諸氏へ
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