ブダペスト弦楽四重奏団のベートーヴェンから
作曲者 : BEETHOVEN, Ludwig van 1770-1827 独
曲名  : 弦楽四重奏曲 第1番 ヘ長調 Op.18-1 (1798-1800)
演奏者 : ブダペスト弦楽四重奏団【ヨーゼフ・ロイスマン(vn), ジャック・ゴロデツキー(vn), ボリス・クロイト(va), ミッシャ・シュナイダー(vc)】
CD番号 : united archive/UAR001.8

試験休みが終わり、今日から秋学期である。最初の学生が欠席でちょっと残念!。余った時間で先日書き始めた「チクタク・ポルカ」を仕上げてしまった。これも完成!明日からは「テープは切られた」あたりか「春の声」などにとりかかることにしようかと思う。
編成に金管がラッパ一本とホルン二本しかいないので、とてもウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートのような音は書けないが、まっ、「らしく」は鳴るだろう。
帰ると先日注文していて何度も発売延期となったデニス・ラッセル・デイヴィス指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団によるハイドンの交響曲全集や戦前のクラウディオ・アラウの録音集やブダペスト弦楽四重奏団のベートーヴェンの全集のCDがタワー・レコードから届いていた。
久しぶりの大量発注であるが、アラウやブダペスト弦楽四重奏団のものは、すでにパブリック・ドメインで、mp3で公開されているものなので、買うこともなかったかも知れないが、超がつく廉価だったのでつい衝動買いしてしまったものである。(実はすでに中期の作品はCDで持っているのに!!)
ベートーヴェンの弦楽四重奏の第1番を聞きながら、ステレオ盤よりもずっと良いじゃないかと思った。ステレオ盤はかつて私の愛聴盤だったが、最近はもっぱらベルリン四重奏団や思い出深いスメタナ四重奏団のものを聞くことが多く、更にパブリック・ドメインのページでダウンロードしたバリリ四重奏団のものも美しく気に入ったのでよく聞いている。
最近のものではタカーチ四重奏団のものがとても良かったし、少し古いかも知れないがボロディン四重奏団のものも良かったが、これはナクソスのページで聞いたものだったっけ…。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の面白さは、この古いブダペスト四重奏団の演奏からもよく伝わってくる。若いベートーヴェンが自らの有り余る才能の迸るような燦めきを刻みつけた傑作を、幾分余裕のあるテンポと、タカーチなどのような厳しさが勝った磨き上げた美というよりも、少しほころびもあるけれど、ふくよかで親しみやすい演奏もなかなか良い。
それにしても、こんなに大量のCD、いつ聞けばいいのだろう!!衝動買いなどした罰である。(ちょっと嬉しい罰でもあるが…笑)
by Schweizer_Musik | 2009-10-06 23:30 | CD試聴記
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