カルミニョーラとアバドによるモーツァルトの「トルコ風」
作曲者 : MOZART, Wolfgang Amadeus 1756-1791 オーストリア
曲名  : ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219「トルコ風」(1775)
演奏者 : ジュリアーノ・カルミニョーラ(vn), クラウディオ・アバド指揮 モーツァルト管弦楽団
CD番号 : Grammophon/UCCA-1081〜2

2007年にイタリアのポローニャで録音されたもの。カルミニョーラはバロック音楽などで有名なイタリアのバイオリン奏者で、アバドはピリオド楽器のオケを指揮している。
大体、ピリオド奏法についてあまり興味のない私がこれを購入したのはとりもなおさず、今年のグラモフォン賞にノミネートされていたことによる。果たしてどんな演奏なのか。アバドがピリオド奏法をどう捌くのか、興味があったので聞いてみた。
カルミニョーラにとっては二度目のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集である。旧盤は聞いていないのでわからないが、この新盤は何と言ってもアバドの指揮するピリオドのオケが何とも美しい。もちろん颯爽としたソロも…。
実はiTune−Storeでダウンロードしたものなのだが(安かった…2400円!ただし120kbps…泣)、全曲試聴して(30秒)やはり購入すべきと思った。
私のこのモーツァルトの演奏については前にも書いたことがあるけれど、グリュミオーとデイヴィスのステレオによる全集が最高で、ダヴィド・オイストラフやジャン=ジャック・カントロフのものがなんとか…というもの。古楽器でそのグリュミオーの牙城を脅かす名演が現れるとは思っていなかった。実に素晴らしいのだ。反応の良いソロとオケの丁々発止とやり合う様はなんとも楽しい。
カデンツァはフランコ・グッリのものらしいが、ああ彼のこの曲の演奏を思い出した。コンサート・ホール盤(新しいものではなく、若きアルミン・ジョルダンと共演したもの!!)のLPは鮮烈だった…。あれはどうして復刻されないのだろう?単品ではあれが最高だったのに…。
終楽章のコル・レーニョも派手にやっていて、遊び心満載で、こんなに楽しくモーツァルトのこの曲を聞いたのはグリュミオー以来だ。一度お試しあれ。お薦め!
by Schweizer_Musik | 2009-11-22 06:59 | CD試聴記
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