短6度の下降
平原彩香の「明日」という曲がヒットしている。ドラマの「優しい時間」のエンディングの曲だったかで採用されたとかで、なかなか良い感じである。
ひとつ気がついたことがある。この曲のサビのメロディーは下降の短6度跳躍を使っている。この跳躍は長調のメロディーでは極めて珍しいものだ。ドヴォルザークが弦楽セレナーデの緩徐楽章のテーマではじめて使ったが、その後ニーノ・ロータが映画「道」のテーマで使った。
そしてこの曲である。柔らかなイメージを抱かせる跳躍であるが、長調で使うのは実際なかなか難しい。平原の曲が珍しい跳躍をうまく自分のスタイルの中で消化しているのは彼女のセンスなのだろう。ふとそんなことを思った。
by Schweizer_Musik | 2005-04-03 19:37 | 原稿書きの合間に
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