ダノン指揮で聞くペトルーシュカ
作曲者 : STRAVINSKY, Igor 1882-1971 露→瑞西→仏→米
曲名  : バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911)
演奏者 : オスカー・ダノン指揮 ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団
CD番号 : Chesky/CD-42

この曲には色々と名演があるけれど、コリン・デイヴィスのものがオケが素晴らしく、録音も良いので私の一位でありつづけているが、録音が少々古いこのダノンの録音はそれでも常に私の中ではコリン・デイヴィス盤と一位の座を競う存在である。
この素晴らしい演奏が、リーダーズダイジェストの録音で、メジャー・レーベルでなかったことから、あまり知られないのは実に残念なことである。
ダノンという人が、かつてはマタチッチなどより格上だったということも、今となっては知る人ゾ知ることとなってしまったが、このような名演を聞く度に、もっと聞かれて良い存在だと痛切に思う次第である。
ロイヤル・フィルは確かに全盛期のコンセルトヘボウ管の敵ではない。しかし、想像以上によくまとまっていて、ソロなどもそれなりの演奏を聞かせる。
同じ1911年版のピエール・ブーレーズの録音などと比べてあのつまらない演奏に比べると血湧き肉躍るダノンがいかに音楽的であることか…。生き物のように音が物語を語りはじめるこの演奏を聞いてしまうと、もう後戻り出来なくなってしまう。
フィルアップのレイボヴィッツの「春の祭典」が欲しくて買った一枚だったが、こちらはハズレ…であったけれど、ダノンのペトルーシュカが大当たりの大金星で、以来私の愛聴盤の一つとなっている。リファレンスはコリン・デイヴィスで、別宅にダノンという感じ…変な喩えだなぁ…。
ナクソスにあるので(こちら)お疑いの向きは一度お試しあれ!!
by Schweizer_Musik | 2010-02-07 22:43 | CD試聴記
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