桜の栞…なんだか開花が待ち遠しい…
最近、テレビでやっているAKB48の「桜の栞」という曲。ちょっと売り込んでみたいジャンルだったので先を越されたというか、私の企画力の無さでとてもやりきれるものではないので仕方がないのだれど…。
やられたなぁ…と溜息。
合唱で、そしてかつての唱歌のスタイルを使い、リズム隊を外して…。全く最近のポップ音楽では無いもので、古いモノでありながら新鮮。というよりもどこかで誰もが聞いたことがある、歌ったことがある音楽を、陳腐にならずに「卒業ソング」というところを突いてきたのだ。そしてそれを大人数のアイドル・グループでやるなんて、さすが秋元康氏!!
こんなにやられてしまったのだから、この曲を謹んで購入し(何年ぶりかでポップスの購入だった。更に言えばアイドル物を買ったのは初めて…笑)、やっと全部聞いてみた。
曲についてとか、歌についてとか、何も語るべきものはないけれど、一つだけ言えば言葉のアクセントとメロディー・ラインがちょっと変…。私は大阪弁なのでエラソーなことは言えないが、そうではなくフレーズやリズムと言葉がちょっと合っていないところがあるのが惜しいなぁ…と思う。私に言ってくれればもっとうまくやってあげたのに…(爆)
「千の風に…」を紅白で歌ったどこかのテノール歌手のような古びた発声の歌を聞かされるよりもずっとマシだけれど(笑)。そんな技術的なことは別にしていいだろう。これはアイドル物のポップスなのだから。
彼の企画力、プロデュースの先進性(というかなんというか…)には全く脱帽!!

こんなことをやりながら、今朝は仕事仕事…。夕方に出かける予定だったが、今のK氏の指揮を聞くとまたトラウマが甦って来そうでチケットは捨てることにした。神尾さんは聞きたいプロだったけれど、あいつを聞くくらいならお金は捨てた方がマシ…と結論が出た。
音楽界で毛嫌いしたくなる奴が一人増えてしまった。私は少ない方だと思うのだけれど…。
ということで、今日はチャイコフスキーに専念(苦笑)する。
写真はシャフハウゼンに近いラインの滝。スイス国鉄の車窓から撮った一枚。きっと雪解けでこれからしばらくすると水かさも増して来る とだろう
桜の栞…なんだか開花が待ち遠しい…_c0042908_11454359.jpg

by Schweizer_Musik | 2010-03-12 11:06 | CD試聴記
<< ミュンシュで聞くドビュッシーの「海」 大植英次指揮で聞くマーラーの「... >>