モーツァルトのハ短調のピアノ・ソナタをラローチャで聴く
作曲者 : MOZART, Wolfgang Amadeus 1756-1791 オーストリア
曲名  : ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457 (1784)
演奏者 : アリシア・デ・ラローチャ(pf)
CD番号 : LONDON/POCL-9843

アリシア・デ・ラローチャが1970年代に録音したモーツァルトのソナタを聞いて午後を過ごしていたら、このあまりに豊かな音楽の世界に、陶然となっていた。ちょっとした歌い廻しひとつをとっても、なんともチャーミングで音楽的!!それでいて古典の佇まいを少しも崩さない。よく知っているつもりでも、やはり感動してしまった。
この人を、スペイン物の専門家と思いこんでいたらとんでもないことだ。もちろんスペイン物だって上手いけれど、モーツァルトやベートーヴェン(リッカルド・シャイーと組んだ協奏曲なんてとてもとても良かった…)、更にはショパンやメンデルスゾーンなんてのも良かった印象がある。
モーツァルトの音楽で退屈なんてあり得ない話であるが、そのアリシア・デ・ラローチャの演奏では退屈どころか息つく暇も与えないほど魅了させられる。
そのままオーケストラのシンフォニーか何かでも良かったような作品であり、私にとっては教材として親しくなってしまった作品を、こうしてじっくり聞いてみて、やはり名曲中の名曲…と痛感させられてしまった。ここまで来るともう神様の手になるものという感じで、とても人間が書く音楽ではない!!
そんなことを書き立てて、自分を慰めている春の午後…。

写真はまたまたヴァーレンゼーのちょっと角度を変えた一枚を…。
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by Schweizer_Musik | 2010-03-22 14:21 | CD試聴記
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