プレヴィンと仲間たちが演奏する室内楽版の「世界の創造」
作曲者 : MILHAUD, Darius 1892-1974 仏
曲名  : 演奏会用組曲「世界の創造 "La Création Du Monde"」Op.81a (1926)
演奏者 : アンドレ・プレヴィン(pf), アニ・カヴァフィアン(vn), ジュリー・ローゼンフェルト(vn), トビー・ホフマン(va), カーター・ブレイ(vc)
CD番号 : BMG/BVCC-38489

ニューヨークのハーレムの楽団がロンドンにやってきた1920年。ミヨーはその音楽を聞き、大いに魅せられた。そして1923年にスウェーデン・バレエからの委嘱に応えて書き上げたのがこの「世界の創造」だった。
もともとの編成は【Fl : 2(picc持ち替えあり)、ob : 2、cl : 2、fg : 1、alt-sax : 1、hr : 1、trp : 2、trb :1、timp及びPerc色々 : 2、pf : 1、vn : 2、vc :1、cb : 1】という19名の室内オーケストラのための曲なのだが、かなりスキャンダラスな話題を振りまいたという初演の直後にピアノと弦楽四重奏のためのアレンジが委嘱されてこのスコアが完成した。
私はオーケストラ版の方しかスコアはみたことがないが、効果満点の編曲で、ジャズ風のフーガなんて不思議な艶やかさに溢れているし、ロマンスを聞いてこれがガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルーよりも前に書かれた作品だとはにわかに信じられなかったものである。
編曲の達者さもさることながら、演奏家たちの素晴らしさはどうだろう!!プレヴィンの自然な流れの美しさ!彼は自分が自分がという態度では全くない。だから音楽が自然に息をし、流れる。ブレスが気持ちいい…変な日本語だ…。フレージングに余裕があるというのだろうか。速い部分でもどこをとってもどんな細かい音もきれいに聞こえてくる。そして奏者一人一人が伸び伸びと演奏しているのだ。
この気持ちよさは経験してもらうしかないだろう。小オケ版も好きだけれど、この室内楽版の「世界の創造」も私の愛聴する一枚となりそうだ。
そろそろ仕事にかかろう。昨日は最終の一つ前で帰り、ルツェルン音楽祭のチケットを眺めて興奮してしまい、今朝は思いっきり寝坊してしまった…。今朝もかわいい我が家の乳酸菌の働きでいただくキュウリのぬか漬けと暖かいご飯で朝食である。
あっそうだ、我が家のぬか漬けは「ぬか漬け名人」でやっているので、全く臭わないし、扱いも簡単。これはありがたいものが出来たと私は大変喜んでいる次第である。(これは昨日の飲み会でのリクエストにお応えしての広告…笑…です)


写真はルツェルンのトリブシェンにあるワーグナー旧宅。夏の木漏れ日がきれいでしょ?
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by Schweizer_Musik | 2010-04-15 09:26 | CD試聴記
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