フェラスとアンセルメによるベルクのヴァイオリン協奏曲
作曲者 : BERG, Alban 1885-1935 オーストリア
曲名  : ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に ""To the Memory of an Angel""」(1935)
演奏者 : クリスティアン・フェラス(vn), エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団
CD番号 : claves/CD 50-2516

昨日は一日授業をした。久しぶりだったので、疲れ果ててしまい、朝は定時の5時に起きたのだけれど、フラフラするのでそのままもう一度寝床に入って二度寝…をしてしまい、8時過ぎに起きるという大寝坊をやらかし、ゆっくりと豊かな朝食(キュウリとなすとニンジンのぬか漬け…+キャベツ+蕪菁の塩漬け)を摂り、ノンビリとココアなどを飲んでいたらこんな時間になってしまった…。

さて、12音が嫌いで、そのせいでストラヴィンスキーとケンカし絶交してしまうアンセルメであるが、彼はこのベルクの作品だけは演奏会にのせていたようである。この協奏曲もメニューインをソリストにたてたライブ録音を持っているが、このフェラスとの演奏はさらに優れたパフォーマンスを聞かせる。
モノラルでのライブ録音であるけれど、一定の解像度が確保されているので、私には聞きやすいものであった。グリュミオーの演奏が少し線が太くなった感じと言えばいいのだろうか。ソロに関してはこちらの方がわずかに上か。管弦楽部分に関しては、アンセルメの演奏はややあっさりし過ぎている感じがする。こちらはマルケヴィッチの乾燥したロマンチシズムがえぐり取ったドロドロした情念の世界がもたらす説得力に遠く及ばない。
それでも、この演奏はフェラスの美しいヴァイオリン故に不滅のものとなった。最後のコラールの節が流れるあたりでは不覚にも涙が出てしまった…。
これが12音音楽だとは、にわかに信じがたいほど美しい音楽(変な言葉…シェーンベルクが聞いたら苦笑することだろう…)。こうした午前中が終わってしまう。午後は一人レッスン生が来るので、その相手が終わったら、今日はお休みにしよう。ちょっと疲れが脱けきらないようだ。

写真はベルナー・オーバーラントのシーニゲ・プラッテの山頂あたりから見たインターラーケンの町。
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by Schweizer_Musik | 2010-04-17 11:55 | CD試聴記
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