クセナキスの演奏会に行ってきた
昨日は雨の中、久しぶりに芸大に行き、芸大オケによるクセナキスの作品の日本初演を含む興味深い演奏会にyurikamomeさんと出かけた。飲み友達となっているコンバスのK氏から招待状をいただいたためで、私の弟子たちも来ていたはずである…。結局会場では会えなかったが…。
指揮者がアイスランドの火山の影響で飛行機が飛ばず、キャンセルとなり、直前でちょうど来日していたダグラス・ボストック氏に交替してのコンサートで、緊張感のうちに演奏会は開催された。
ボストック氏は楽員をたてて難曲に次ぐ難曲を、無難にまとめ上げていた。楽員も積極的に協力し、演奏会を盛り上げるためにとてもよく仕事をしていた。結果、素晴らしい成果が得られ、トゥッティで硬くなりがちなクラスターも透明感が得られ、室内オーケストラ編成からフル編成まで見事な響きを聞かせていた。
作曲家の細川俊夫氏にもお会いし、ご挨拶を交わした。私はルツェルンの一別以来だったので、懐かしく思ったが、同じく来ていた娘はしょっちゅう会っているはず…なのだが(笑)。でも、恐らくは昨日のコンサートには主立った作曲家、音楽関係者が来ていたのではないだろうか。私は静かにしていたので、お見かけすることはなかったが…。
アフター・コンサートも楽しい話題で一献傾け、深夜の帰還と相成った。
寒い雨の一日だったが、帰る頃にはあがっていた。楽しい一日であった。詳しくはまた書きたい。今日は今から仕事に出かける。一日休みなしの授業の日である。急がないと…。では!

写真は春浅きチューリッヒのリンデンホーフ。
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by Schweizer_Musik | 2010-04-23 07:41 | 音楽時事
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