午後から打ち合わせ
津田さんと、リサイタルで演奏される私の曲についての打ち合わせというか、リハーサルというか…を行ってきた。場所が小田急沿線だったので、ちょっと気分を変えて、片瀬江ノ島経由の行き帰りだった。
打ち合わせは1時間あまり。みっちりとやった。先日のPTNAの打ち合わせとは大分違う。あちらの手を抜いたということではないが、結果としてこうなったと言うしかない。



今回は、八月のチューリッヒでの演奏会の予行演習のような側面もあり、それ以上に津田さんが多忙を極めているようで、充分な準備が今日まで出来なかったようだった。それでも彼女はよく私の楽譜を読んでくれていて、こうしようとかこれではどうとかいう提案がいくつもあり、彼女とのリハーサルはいつも真剣勝負になる。もちろんケンカしているわけではないので、極めて充実した時間が持てるので、うれしい限りである。
行き帰りはちょっといつもより時間がかかるルートだったが、座れたので(帰りは各停にわざと乗った)作曲も少し進んだ。
今は、先に進めるのは自重し、書いたところを細かく手直しし、納得のいく音にしていく作業をしている。今回の作品は全てにおいて、今までやっていたことと違う方法で書いているが、この手順は最も重要な段階だと思っている。
即興的にスゥーッと前に進めたものが良いかどうかを判断し、それを自分のほしい音に磨きをかけていくプロセスが作品を作り上げていっている。古い西洋の伝統的な形式は今回は借りずに自分の感じるがままに書いている。だから部分がいくつかあるけれど、それは接続曲的であり、即興的なのである。
構成感というか、構築するという考えを捨てたところから出発している。ある一つの流れのある部分をスッと切り取って出したような作品に仕上がれば良いと思っている。さて、どうなることやら…。
帰り、暮れなずむ江ノ島を横目に片瀬江ノ島から湘南江の島駅までの道を歩いていると、潮の香りがした。夜になって少し風が出てきたようで、肌寒かった。

写真はフランスとの国境地帯にある巨大なダム湖、エモッソン湖に向かうトロッコ列車。我が国にも似たようなものがあったっけ…。
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by Schweizer_Musik | 2010-05-17 19:25 | 日々の出来事
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