ヴィオッティの指揮で聞くシューベルトのイタリア風序曲 第1番
作曲者 : SCHUBERT, Franz Peter 1797-1828 オーストリア
曲名  : イタリア風序曲 第1番 ニ長調 D.590 (1817)
演奏者 : マルチェロ・ヴィオッティ指揮 ザール・ブリュッケン放送交響楽団
CD番号 : Claves/CD-9619



KAYOさんのコメントを読んで、久しぶりに聞いてみたけれど、やはりこの全集はただものではないと思った。今回はこのイタリア序曲第1番を聞いたのだけれど、なんとも素晴らしい出来映えに、ワクワクしてしまった。
ウェーバーの「オベロン」などとともに、ロマン派初期の傑作なのではなかろうか?
特に序奏のメロディー!シューベルト以外にこんなメロディーが書けるだろうか?この後何十年も経って書かれたヴェルディの歌劇の序曲のような趣きがある。
それを、ヴィオッティとザール・ブリュッケン放送交響楽団が情感豊かに演奏するのだからたまらない。
Allegro giustoに入ってからも、慌てず騒がず、音楽は上品に歌いながらどこかわからないけれど不思議な深淵がバックリ口を開けているような、シューベルト独特の、そしてはるか時代を下ってマーラーへと繋がっていく「さすらい」と孤独の音楽が、明るい調べにのって歌われるのである。
この作曲家がいかに一筋縄でいかない、とんでもない作曲家であるか、この作品を聞くだけでもわかる。そしてヴィオッティは作曲者の心にかなった素晴らしい指揮者であり、ザール・ブリュッケン放送交響楽団はそれ応える実に音楽的なアンサンブルと技量を示している。
朝からこんな充実した音楽を聞けたのだから、今日は良いことがありそうだ。さて仕事に戻ろう!!

写真はスイスのピアニスト津田理子さんのお宅で撮った一枚。雪割草なのだと伺ったが、この名前を持つ花はたくさんあるので、そうなのだろうと思っている次第。雪解けの後ちょうど2週間ほどした頃で、もう花は終わりに近かった。先週だったらきれいだったのだけれど…と言われたことを思い出したけれど、庭先にこんなところがあるなんて羨ましいと思った。
ご主人の指揮者、ダニエル・シュヴァイツェル氏が趣味で書かれる絵のアトリエの前であった。
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by Schweizer_Musik | 2010-05-18 08:11 | CD試聴記
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