モンポウの歌と踊り
作曲者 : MOMPOU, Federico 1893-1987 スペイン
曲名  : 歌と踊り "Cancons I Dansas"より
演奏者 : アリシア・デ・ラローチャ(pf)
CD番号 : LONDON/POCL-5267



夕べは珍しく夜更かしをして、サッカーなどを見ていた。まずは一勝した岡田ジャパン。世評は極めて悪かったけれど、練習試合の結果で一喜一憂し、監督を代えろなどと威張るマスコミの意見にも関わらず、なんとなくいけそうな気がしていた私は、珍しくスポーツ中継などとを見て楽しませていただいた。
勝てば官軍…勝ち馬に乗るのが世間というものだが、今朝はその騒ぎに巻き込まれず、昨日の面白かった試合をこういう静かな音楽を聞きながら、反芻している。

モンポウは本当はコンサート・ピアニストになりたかったのだ。でもその夢がかなわず作曲家としてスペインの田舎で作品を書き続けた。それもそのほとんどがピアノ曲で、その多くがゆったりとしたテンポのよく歌う音楽であった。
極めて個性的で、前衛的な手法とは無縁。孤高の音楽家として長寿を全うし、94才で亡くなった。
彼の自演盤も4枚ほどブリリアント・レーベルで超破格の値段で出ている。エンサーヨ・レーベルのそれを私は持っているが、あわてて買わなきゃ良かったなどと後悔しているわけではないが、生前のモンポウから尊敬され、作品も捧げられているアリシア・デ・ラローチャの演奏で聞くモンポウの作品は、まさに至宝と言うべきもの。
彼の作品の中でも特に私の好きなシリーズである「歌と踊り」からラローチャは第1、2、3、14番の4曲を録音してくれている。
カタルーニャの民謡、歌のメロディーを前半に、そして後半はモンポウにしては珍しくリズミックという対比の妙が私には大変わかりやすく変化に富んだ名作だと思うからだ。
第3曲はちょっと季節外れだけれど有名な民謡「聖母の御子」が前半におかれていたりもする。
女房がつけているテレビの喧噪をどうにか逃れたくて、ヘッドフォンが欠かせないなと思っている今朝の私である。良いお天気だ。梅雨入りしたんじゃなかったっけ…。

写真はグリュイエールのお城から見た風景。チーズの里って感じがしますか?
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by Schweizer_Musik | 2010-06-15 07:21 | CD試聴記
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